同窓会イベント

電子物理1講座(旧電子1講座)同窓会を開催

2016年09月20日(火)
電子物理1講座(旧電子1講座)平成 28年度同窓会:8月27日(土)に実施

電子10期(昭和49年卒) 堀 道明

 本同窓会は30年以上の長い歴史を持っており、毎年夏期に開催されてきました。 今年は8月27日(土)に行われました。今回は例年と趣向を変えて、第2部の懇親会の前に、第1部として講演会がセットされ、それが長い伝統のある同窓会に大きなメリハリをもたらしたと思います。
 教員4名、OB6名、元ベトナム留学生のOB1名、院生:8名(留学生含)、学部生6名の総勢25名の出席となりま した。
 第1部(講演会)は、当日 15 時から I-site なんばにおいて、講演者が各自の関わる仕事で経験し てきたことを披露しました。タイトルと講演者は以下の通りです。

[1] タイトル :ロボットのデザイン:
      二井見 博文(電子第 29 期)
      産業技術短期大学  機械工学科 教授


[2] タイトル:会社員と教員を通して感じたこと:
      高橋健一(電子物理第 6 期)
      大阪府立北淀高等学校教諭


[3]  タイトル:Soc 開発とその意義について:
      山本成彰(電子物理第 4 期)
      (株)ソシオネクスト ビジュアルシステム事業部
      SoC設計部マネージャー

[4] タイトル:Can You Make a Profit with Aquaponics?
      Dr. Ho Thanh Huy,
      University of Sciences  Vietnam National University

 

 4人の講演者は、年齢も30代、40代と比較的在学生の年齢層に近く、テーマも実際講演者が実務として取り組んでいるもので、彼らにとって身近な内容にうまくまとめられていたと思います。
 特に、高橋さんのテーマ「会社員と教員を通して感じたこと」は、卒業後 10 年間の関西電力勤務から高校教諭への転職の過程の話は非常に現実感があって、なかなか聴きごたえのあるものでした。他の3テーマを含めてこれから就職しようとする在学生にとって非常に有意義なものだったと思います。
 各講演の後のたくさんの質問が、ほぼ全て在学生から出たのがそれを裏付けている様でした。
 第1部では講座担当者から、大阪府立大学を取り巻く近況の紹介講演もありました。
 講演会終了後、全員なんば CITY の但馬屋へ散歩がてら移動し、第2部(懇親会)に移行しました。 最初に石田先生から、以下のような近況の報告がありました。
第1講座2代目担当教授の齋藤昭三先生はお元気で、先般戴いた奨励寄付金で実験室の設備を購入、先生にご報告申し上げたところ大変喜んで頂いた。主な購入品:白い大型の実験長机の輸入品3式、高級浄水器など
在学生の進学状況、大学の人事異動の報告、また府大と市大の統合が大きな課題となっていること
第1講座石田研究室の整備
 H14年度の研究室の立ち上げから、大型の戦略的基礎研究CREST、基礎研究(B)2回、基盤研究(A)2回、基盤研究(S)、先端計測研究の支援を得て整備を進めてきたこと。
 第1講座の担当教授が申請を担当し獲得した科学技術振興調整費の12億円との連携など強力に推進してきたこと。その他にも、何件かの若手研究(B)、若手研究(A)、複数回の挑戦的萌芽の支援あり。大学の研究は綱渡りのごとしだが、鋭意努力中。
今回の同窓会について
 M1 の中神君と石内君が中心になって、他の学生の協力も得て頑張って準備してくれた幹事の学生に感謝。本日は、第1部は講演会、第 2 部は懇親会と 趣向。お楽しみいただけること希望。


 国の研究費獲得に向け、実際にこれだけの公募戦略を展開され、その結果このような採択実 績があったことは OBとしても誇りに思います。
 その後、各出席者から自己紹介があり、年 1度の非常に楽しく団らんの場を過ごしました。 少し気になったのは、折角講演会でたくさん質問が出たので、懇親会の席で、講演者OBと在学生の雑談があったらよかったと思いました。 今回、このような企画をしていただき非常に参考になりました。 学部や学科のような大枠ではなく、講座単位で実行されたのが良かったと思います。
 在学生が、元気で社会で活躍する同じ釜の飯を食ったOBから、変遷激しいビジネス社会の現状を様々な立場から直接伝えられるものは、何事にも変えることができない彼らのかけがいのない資産になると思います。
 懇親会では、参加者全員が自己の近況を順々に報告し、場が和やかで楽しく盛り上がりました(写真)。
 今後このように在学生、教員、OBとの絆が強まる企画がどんどん広がっていくことを期待したいと思います。
(以上)







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