鹿児島武夫原会

熊本大学鹿児島武夫原会 設立総会(L元・7月20日)を終えて 

 「ぶふげん」って何ですか?
 「ぶふげん」ってどんな字ですか?
 何かの会話で武夫原(会)のことに話が及んだ時、決まって聞かれる質問だ。
いちいち、「ぶふげん」の漢字やらそのいわれを説明するのだが、面倒くささの反面、自分で発する「ぶふげん」の響きに、少しばかりの誇らしさと青春の懐かしさが蘇ってくる。こんな経験が皆様にもないだろうか。
 
 去る7月20日に、「武夫原」を共有する仲間が、鹿児島の地で一堂に会することができました。年齢差50歳以上の老若男女が世代を超え、時代を超えて、同じ門出の席に着くことができました。
 思えば不思議なものです。中には、一生を通じても話ひとつすることはなかったかもしれない私たちが、それぞれの青春の足跡が残る「武夫原」を共有したことで縁をつなぐことになりました。
 袖触れ合うも何かの縁 人それぞれ考え方はありますが、人は、縁という出会いに助けられたり、又、時には縁がチャンスに変わり、人生の窓を開くこともあります。反面、縁を活かすかどうかは自分次第でもあります。
 
 大人と子供が同居したようなあの時代、危うさと迷いを持ちながらも心のどこかでは真剣に自分の行く末を考えていた時期でもありました。
 何かの理由で立ち止まった時、当時を想い返すことも悪いことではないと思います。
 今回の鹿児島武夫原会発足を機に、時には、原点回帰です。
 
2019.10.吉日
熊本大学鹿児島武夫原会 
会長 白橋 大信