2019年

2019年

第8回東京連合同窓会へ出席しました。

連合同窓会会長 児倉静二

令和元年518日(土)、東京連合同窓会が文京区湯島の東京ガーデンパレスにて、約160名の参加者を得て華やかに開催されました。

大学側からは原田学長をはじめ山崎副学長、深町副学長、水元文学部長、鈴木法学部長ほか、各学部長の先生方並びに事務局が出席される中、同窓会組織からは、二塚同窓会連合会会長はじめ、工業会、熊杏会、教育学部、理学部、薬学部、保健学科の各同窓会会長並びに安田九州連合同窓会会長、各学部の東京連合同窓会役員の皆さんが出席されました。東京武夫原会からも14名の会員の皆様が参加されました。 

総会は、この4月に就任された二木東京連合同窓会会長(昭和45年工学部卒)の開会挨拶に始まり、二塚同窓会連合会会長(昭和39年医学部卒)の来賓挨拶、来賓紹介、卒業生表彰受賞者紹介、役員等紹介が行われました。
引き続き行われた講演会では、原田学長により「熊本地震後のキャンパス整備計画」と題して基調講演が行われ、平成26年の熊本地震による熊本大学の被害状況と復旧状況についてご報告されました。2021年度末には、重要文化財4施設の本格復旧工事が完了される見通しとのことで、関係者のご苦労が実を結ぶ日が待たれます。

 又、新たな取組として、「五高記念館を中心としたミュージアム構想」を策定し、熊本大学のシンボルである五高記念館を中心に赤門や化学実験場といった黒髪北地区の歴史的建造物一帯をミュージアムゾーンとして整備し、永青文庫資料や阿蘇家文書などの歴史的文書の保管、研究や県内で発生した水俣病や免田事件などの資料の管理、公開も併せて行おうとするもので、学術的な成果とともに魅力あるキャンパス作りとしても期待されます。

 更に、従来は大学の重点強化策として、理工系や生物系の話題が多くありましたが、今回、特筆すべきこととして、「人文社会科学の研究分野の強化と成果の国際的発信」を戦略的に推進するため「国際人文社会科学研究機構」を設置することになり、教育研究組織の再編や全学資源の最適化を図ろうとする構想で、大学の潜在的資源を活用しグローバル化を図る新たな挑戦として、大いに期待されます。 

次に熊本市経済観光局熊本城総合事務所の城戸秀一氏(平成9年工学部卒)による「熊本城の地震被害と復旧状況について」と題して、特別講演が行われました。
氏は、我々にもなじみの深い宇土櫓や東十八間櫓、北十八間櫓・五間櫓、不開門などの重要文化財建造物や天守閣や南大手門、頬当御門、百間石垣、長塀などの各施設の地震による被害内容を広範かつ詳細に報告され、更に被害の拡大防止、保全、復旧工事に向けた課題を建築家の立場から我々にも分かりやすく説明していただきました。
高台にあるため、復旧のための作業スペースの確保や新工法の開発、重要文化財施設であるため、被災前の姿に復元するため多くの時間と労力を要すること、又、石工など専門的な職人が少ないため、若い技術者の技量を養成しながら作業を進めなければならないことなど、完成までの20年が決して長くない多くの課題があることを報告されました。
熊本のシンボルであり、誇りでもある熊本城の一刻も早い完成が待たれます。 

講演の最後に、基金・同窓会担当の松本副学長より、「産学連携への協力」、「地方創世へのご協力」、「熊本大学入学推進へのご協力」、「熊本大学基金への寄付のお願い」と題して、同窓会の皆様方へのお願いとして、率直にお話しされました。我々も母校の発展を願い、会員それどれの立場で協力できることを考えたいものです。 

交流会では、冒頭、関西連合同窓会として挨拶させていただき、東京連合同窓会の更なる発展の期待と共に、東西交流として、来年の第7回関西連合同窓会への関東からの会員の参加を呼びかけました。

続いて、安田九州連合同窓会会長及び前田熊本県東京事務所次長の挨拶のあと、江口東京連合同窓会顧問(昭和28年工学部卒)の乾杯により、堰を切ったように和やかに交流会が始まりました。彼方此方で談笑の輪が広がり、年代、学部を超えて昔話や近況話に花が咲き、時間の経過を忘れるほどでした。私も、同じ部活動の仲間や卒業以来の同級生、先輩に出会うことができ、同窓会の醍醐味を味わうことができました。

最後は恒例の応援団による巻頭言と五高寮歌斉唱、中村あゆみ団長が4年生として東京での最後の演武とのことで、より一層力が入っていました。新入生が入団するまでの3年間、女性一人で頑張ったのは、お見事でした。〆は瀬崎東京連合同窓会副会長による閉会の挨拶、次回の再会を約してお開きとなりました。

以上