2021年

2021年

「令和3年度熊本大学卒業生表彰式」に出席して

S 45 文科卒  今泉(岩永)富美子
 
  ハロウィンであり衆議院選挙、そして私の74歳の誕生日でもあった、その10月31日に母校、熊本大学に行って参りました。思いがけなくも、「卒業生として表彰」をしていただくために。

県道337号線を挟み、赤門の対面にある門よりすぐの「工学部百周年記念館」へ。少し早く着くと、入口の辺りでスタッフの方々がキビキビと準備をしておられました。始まりの時間まで、色づき始めたばかりのイチョウの木の下で、同じ関西から、一緒に表彰を受ける、教育学部同窓会の岡本さんとお喋りをしたりしていました。






 今回、表彰を受けたのは16名。その中で、武夫原会関係は私も含めて5名。文科からの2名は私と、同じ国文科卒の森正人先生(先生の方が1年後輩です)でしたので、お話ができて嬉しく思いました。
  大阪の「国立循環器病センター」勤務から熊本に帰ってこられた小川久雄・新学長から、一人一人に、賞状と記念品を頂き、その後、記念撮影、昼食懇談会と続きました。懇談会の武夫原会のテーブルで、村田会長を中心に和やかなひと時を過ごさせていただきました。


 関西武夫原会の総会に出るようになったのは、会う機会のなかなかない大学時代の親友と会うためでした。ハイキングが好きで武夫原会の春と秋のハイキングに欠かさず参加していたら、「常任幹事にならないか」と呼んでいただき、なんとこのような表彰を受けることになりました。人生とはオモシロイですね。
 
 金木犀の香る五高記念館の近く、夏目漱石の句碑があります。
       秋はふみ 吾に天下の 志
この季節に口ずさみたい句です。そうすると心の中を清浄なものが流れていきます。そしてまた、「熊大歌留多読み札」コンクールの最優秀賞である次の句も私に勇気を与えてくれます。





 
       漱石も 八雲も君も 誇りなり
 熊本大学をこれから巣立つ人たちも、すでに巣立った人々も、それぞれの場所で自分らしく元気に生きていきますように!    (2021/11)
 
夏目漱石先生の座像 ラフカデイオハーン(小泉八雲)先生の
レリーフ像
龍南健児の像