同窓生紹介 天願 茜 さん

2012年12月04日(火)


□今の私(沖縄県宮古島出身)

大学時代 養護教諭と第一種衛生管理者の勉強をしました。
沖縄の民間企業で一般事務として1年間働いた後、公務員になりたく1年間勉強して今年7月に国立大学法人に合格、来年4月から琉球大学に勤務する予定です。
現在、那覇市役所で臨時職員として働き、英語の勉強のため来年1月にシドニーへ短期留学予定です。

□大学生活4年間

①健康科学科の授業内容は盛りだくさんで、教育実習、模擬授業、病院実習などを通して自分が養護教諭に向いているのかどうか考えるチャンスがたくさん与えられていました。それ以外にも、学生支援センターが行う公務員講座やSPI講座などを受けたり、学科の勉強以外に部活動、アルバイト、ホームヘルパー、ガイドヘルパーの取得、就職活動を通して自分が何をしたいのか、何に向いているのかを積極的に考える時間をつくりました。

②入学式のオリエンテーションのとき、当時の三戸学科長(現健康福祉学部長)が、「いつでも研究室に訪ねて来てください。お茶を出して迎えます。」という挨拶をされたことが印象的であり、本当に大学が家のような存在でした。健康科学科の先生方は、学生との距離を近くに保っていただいたので、就職や勉強、日常生活のことなどたくさんのアドバイスをいつも教えていただいていました。

③たとえばお昼休みには研究室で一緒に弁当を食べながら相談に乗っていただいたり、教育実習のときには、大阪から1日かけて伊良部島まで実習校の挨拶にきていただくなど、生徒一人一人をとても大切にしていただきました。

④就職時も先生方は強い味方で、私の場合は卒業後2、3年経ったときでも志望先の国立大学法人にむけて、大学の組織や考え方などを教えていただきました。在学中から先生方を頼っていろんな話を聞きにいくのをおすすめします。

⑤また健康科学科での授業や養護教諭の勉強で大学3年生までとても忙しく学んでいました。健康科学科では周りもみんな熱心に勉強していたので、勉強に対する環境がとてもよく、それがそのまま卒業後の公務員勉強でも活きてきました。大学生活でたくさん勉強に向き合っていてよかったと思います。

⑥大学生活の一人暮らしを通して、私も両親も共にこの大学に成長させていただきました。また、福祉・栄養・健康・心理の他学科で学ぶ友人たちから得る考え方、福祉のこころなど、今までにないものを教えてもらい、自分自身の考え方を大きく変えた4年間でした。他学科との友人たちとの交流も貴重な時間となりました。

□今思うこと

①健康科学科で授業を履修するだけで第一種衛生管理者の資格を取得できたことが、国立大学法人を受ける際のセールスポイントになりました。

②養護教諭の学びはどの職業にでも活かせる深く大切な学びと思っていますので、養護教諭をやめたのではなく、養護教諭を勉強してきた自分だからこそできる事務職をアピールしたいと思います。

③大学のパンフレット「人を幸せにする学問を学ぼう」というテーマは、「人を幸せにしたい!」と思う人を育てることだと今思います。

④琉球大学で事務職を通しながら沖縄県の地域貢献と、大学で人を育てることに携わっていきます。今の一番の目標は、自分の前にいる人を幸せにすることです。

⑤「幸せになりたい。」、「幸せにして欲しい」ではなく、自分が「相手幸せにする」というパワーを手に入れて、関西福祉科学大学を卒業できてよかったと思いました。

以上