光友会 会長 ご挨拶

令和7年9月
 

 

光明学園は大正八年、当麻山無量光寺第六十一世・山崎弁栄聖者によって創設されました。以来、昭和・平成の混乱期における幾多の困難と試練を乗り越え、私学としての歴史と伝統を積み重ねながら、地域社会に責任を持ち、真誠なる人材を数多く輩出してまいりました。光明学園の長年の教育活動に対し、心から敬意を表する次第です。

さて、本学園は平成三十一年に創立百周年を迎えました。輝かしい百年の歴史を礎として、未曾有の新型ウイルスによる困難をも乗り越え、新時代の扉はいま確かに開かれました。 そして今日までに卒業生の数は二万三千名を超え、各界において広く活躍していることは、我々の誇りであり、学園の使命の証であります。

この大きな節目を経た今こそ、我々卒業生の会が、その歩みを支える柱として大きな役割を担っていかねばなりません。学園に学ぶ生徒の活躍はもとより、各界において輝かしい足跡を残す卒業生の姿こそ、広く共有し合うべきものでありましょう。その思いを結び、互いの歩みを取り持つ架け橋として光友会が機能することが、これからの百年に向けて極めて重要であると考えております。

時代は急速に移り変わり、価値観が多様化する中にあっても、普遍的な仏教精神を建学の理念とする光明学園の教育的役割は、ますますその輝きを増すものと確信しております。在校生の奮闘、卒業生の研鑽を、我々同窓生が力を合わせて支え、広く社会へと発信してまいりたいと存じます。

結びに、光友会会員をはじめ関係各位の益々のご健勝とご多幸を祈念申し上げますとともに、今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 

光友会 会長 細野泰司