蘇遙会会員の皆様お変わりありませんか。蘇遥会の情報誌を今年も卒業生、学科長及び学生の協力で作成することができました。是非目を通していただき、ご感想やご意見等をお寄せしていただければと思います。工学部で学生達が自主的に活動をしているのは唯一蘇遥会だけです。蘇遥会活動は、土木系の卒業生と現役の学生及び教職員をつなぐ場であり、交わるきっかけを作る場です。交流活動を通して大いに親睦を図っていただき、蘇遥会を活性化して欲しいと思います。
今回の情報誌には、昨年熊本市で開催された「ぼうさいこくたい」の実施報告が掲載されています。熊本地震から早いもので9年が経ちました。地震、台風、火災、火山活動など一年中、日本のどこかで災害が発生しており、その復旧・復興に多くの時間とお金が費やされています。私も熊本城跡の復旧に携わっていますが、まだ道半ばで、復旧完了予定は2052年です。機会があれば特別見学通路が設置されている間に、熊本城跡の復旧状況を見ていただければと思います。
災害に対しては、備えることが一番大事だとわかっていても、全ての災害にできる訳でもありません。それぞれの災害に特徴があり、発生状況も違います。しかし、災害に対する備えをする意識を持つことは重要です。防災・減災は身近なんところからできると思います。学ぶだけではなく、訓練などで実践することを通して身に着けて欲しいと思います。
今年の蘇遙会運営委員会の構成は、運営委員長は昨年と同じく佐藤晃教授(学科代表)、土木教室の2年生担任は吉城秀治准教授です。また、学生部は、学部3年の平緒優貴部長、杉本泰晟副部長ら6名です。運営委員会は6月13日に土木系会議室にて、東京支部の坂西さん、大阪支部の野中さん、福岡支部の森さん、大分支部の前野さん(石和さんの代理)、宮崎支部の河野さんに参加していただき、対面で開催しました。坂西さんから同窓の交流策として、各支部、教室、学生らを交えたオンラインミーティングの開催をして連携を深める提案がありました。非常に意義のある提案と思うので今後、具体的な検討を期待したい。終了後、生協にて懇親会を実施しました。昨年の仁戸田尚部長、須藤翼副部長らの学生部役員の皆様ご苦労様でした。
最期に卒業生の皆様にお知らせです。工学部130周年記念事業が実施されます。記念式典等は2年後の2027年10月末に開催予定で、募金も開始されます。ご支援とご協力を是非お願いしたいと思います。
会員の皆様には、今年も蘇遙会並びに工業会のご支援とご協力をよろしくお願い致します。
令和 7 年7月吉日
蘇遙会会長 山尾 敏孝





