NDCの活動

電子物理1講座(旧電子1講座)H26年同窓会

2014年09月01日(月)
報告:電子10期(S49年卒)堀 道明(2014年9月)

本同窓会は20数年前からおよそ毎年8月末頃に開催されており、私も数年ぶりに出席させていただきました。

今年は8月30日(土)、あじびる花心梅田店で実施、現役学生8名、先生方4名、OB7名の19名が出席し、70歳台のOBから院生、学部生まで幅広い世代の集まった宴会となりました。

幹事の在学生たちによって作成された「近況報告集」が配布され、今回出席できなかった20数名のOBからの近況が書かれてありました。

最初に石田先生から、次のような近況の説明をいただきました。

hori01


【石田先生のお話し】

  1. 斉藤(昭三)名誉教授の近況

    長年続けられたお寺へのご奉公も、ご高齢でお止めになり、現在、子供さん一家と一緒に暮らしておられます。

  2. ナノファブリケーション研究所について

    石田先生は、ナノファブリケーション研究所の所長を兼任されており、その活動内容の概要の説明をしていただいた。府大の量子物性分野での意気込みと活躍ぶり、またそのポテンシャルを強く感じました。 概要は以下の通りです。

「本研究所は今年で設立後8年が経過し、極微の世界を支配している量子力学的世界を理論的に理解し、熱揺らぎの効果を押 さえ量子力学的事象の発現を促す超低温インフラストラクチャーを整備、高品質ナノ構造を保証するためのクリーンルームの維持充実とともに、若手人材育成を 進めてきた。国による評価は、科学技術振興調整費30年の史上最高の偉業として認められている。」

詳細は、以下のURL(研究所案内、デジタルパンフレット)参照。

http://www.osakafu-u.ac.jp/affiliate/21c/laboratory/01_nano_fabrication.html

この後、OB、先生方、在学生各自がそれぞれ近況報告を行いました。

それらの中に、出席OBのお一人の島津製作所社長の中本晃さん(S44年卒)から、特に在学生に対し、次のような激励ともプレッシャーともいえるような訓示がありました。

『中国とのビジネスを引き合いに、相 手と強い酒を交わしながらしっかり仕事の話のできる“酒の強さ”は中国のビジネスに大事なこと。でも酒に強い弱いは人それぞれ。酒に弱くても一生懸命にや る気持ちがあれば中国ビジネスにおいてもしっかり伝わるものだ。4回生の進学希望者は全員合格したとのことだが、安住したらダメ。これからが大事。ご飯を 食べるのも酒を飲むのも、仕事をするのも、すべて一生懸命が大切。若い府大の卒業生が社会で活躍することは我々OBにとってもうれしい。皆、そのことを自 覚しながら頑張れ!』

この後、先生、OB、学生たちが同じテーブルを囲んで、にぎやかな語らいの場となりました。

講座の同窓会というのは、縦のつながりで先生、先輩、後輩が語り合う場として、同期の同窓会とはひと味違ったものがあります。

ike_1

【先生、OB、学生】

また、会社人間(一部自営)で数十年、ビジネス社会で経験してきた我々OBたちは、過去のよもやま話や失敗談、成功談が豊富に持っています(特に小生は失敗談の宝庫です)。

OBと学生たちとこのような話題で定期的にコミュニケーションをとって、学生たちがこれから社会で府大卒業生として大いに活躍し、社会に役立っていくきっかけになればと思いました。


≪出席した在学生の感想≫

ご参加していただいた皆様、貴重な機会をありがとうございました。例年、その年のM1がセッティングを行い、9月頃頃に開催している本同窓会ですが、今年も多数の先輩方に参加していただくことができ、現学生一同、大変嬉しく思っております。

M2の私は今回で3回目の出席になります。

毎回、多くの先輩方とは大変年齢が離れていますが、いつも我々学生の心に響くお話をしてくださり、学生生活のモチベーション向上につながっています。

後輩たちも、先輩方の激励をしっかりと胸に刻んでいるようでした。

私は来年度以降、卒業生の立場となる予定ですが、偉大な先輩方に負けないよう、そして、後輩の心を響かせる話ができるよう、これからの人生、より一層励んでいこうと思います。



先生、OB、学生
先生、OB、学生
先生と学生たち
先生と学生たち
はじめは学生たちは一つのテーブルで
はじめは学生たちは一つのテーブルで
OB、学生
OB、学生

コメントする