会長挨拶

この度、益本洋子会長の後を引き継ぎ会長拝命頂きました蔵本琴美と申します。どうぞ宜しくお願いいたします。
私は昭和53年音楽科を卒業後音楽大学で学び、ご縁を頂き母校の教員として38年間勤務させて頂きました。
高校3年間は創立者河野タカ先生に幸運にもご指導頂くことができました。中でも強く印象に残っている出来事は入試の際、学長面接で「朝ごはんは食べてきましたか?」です。この言葉の意味を考える事ができたのは社会人として母校に戻って来た時なのかもしれません。
来年は創立100周年という素晴らしい節目を迎えます。その歴史的瞬間に立ち会える幸せが目前に控えています。これは長い間学園が皆様に愛されている証であり、これこそが河野タカ先生が求められていたことではないかと思っております。
今、世の中は予期せぬ天変地異や少子高齢化、戦争で命を無駄に捨てざるを得ない人々等ネガティブな情報に振り回され、不安な毎日を送っている私たちですが生き生きとした高校生たちの眼差しや卒業生の方々の素晴らしいご活躍を見聞きする度に私たちは前向きに生きる活力を頂くことが出来ています。
河野タカ先生は厳しいご指導の中にも常に私たちの傍に寄り添って頂いていました。今、思うと家族の様な温かさで愛情を注ぎ、見守って下さっていたのだと思います。
今までの100年、これから先の100年を見据え河野学園が未来永劫続きますように。
私たち同窓会は常に学校に寄り添い、一番の応援団としてこれからも力の限り大きく旗を振り続けたいと考えております。
最後になりましたが河野学園で学べた事を誇りとし、感謝をして私の挨拶とさせて頂きます。
令和7年4月1日
桜山同窓会 会長 蔵本琴美
桜山同窓会 会長 蔵本琴美