会長あいさつ

 紫水会は、1910年(明治43年)に設置された東京帝国大学農科大学水産学科から現在の東京大学農学部水圏生物科学専修の学生、卒業生及び大学院の各研究科の水産学専門課程、水産学専攻、水産学専攻、水研生物科学専攻の学生、修了者で組織される100年以上の歴史を誇る同窓会組織です。現在の会員数は2,200名を超え、多くの会員が、学術、研究、実業、教育、公務などの分野で活躍され、日本の水産学の教育研究や水産業の発展に貢献してこられました。
 これまで紫水会は、会員名簿を発行し会員相互の交流と情報交換の促進を図るとともに、水産学科・水圏生物科学専修/専攻と一体となって、会員等の方々からの寄附による基金をもって学生の国際学術交流の支援や勉学の励みとなる支援を行ってまいりました。
 同窓会組織も時代とともにその活動の在り方について工夫改善を図っていかなければならない時代となっております。その一環として個人情報の遺漏防止、利便性の向上、管理事務作業の軽減の観点から会員名簿の電子化(ホームページ上での管理)を図りました。同窓会組織の可視化の視点からご不便をかけていることがあるかもしれませんが、事情をご理解頂き、会員の皆様方におかれては、今後とも紫水会の会員相互間のネットワークをあらゆる機会に積極的に活用していただきたいと思います。
 紫水会は、今後とも会員相互の交流や情報交換のプラットフォームとして、また、学生、研究者、教員の教育研究活動を同窓として側面から支援していく組織として機能していくことが期待されていると考えます。このため紫水会に期待される機能、活動について会員の皆様から広くご意見が寄せられることを期待しております。
 最後に、引き続き会員の皆様方からの紫水会に対するご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。                

紫水会会長 岡本純一郎(昭和50年卒)