第十三回 紫熊祭レポート

2024年12月17日(火)
2024年度 学生部書記 山村真子
 
 今年度、熊本大学では11月2日から4日にかけて3日間第十三回紫熊祭を開催しました。学生たちによる自主的な企画・運営で行われ、地域住民や観光客を含め、多くの人々が訪れるイベントとして知られています。今年のテーマは「Banquet」であり、昨年以上に盛り上がり、お祭りの様に来場者、企画者、そして実行委員が楽しめるようなものにという思いをもとに、イベントには大学の学部生・院生だけでなく、卒業生なども多数参加しました。紫熊祭では、模擬店やステージパフォーマンス、研究展示など学生たちの創造性とエネルギーがあふれる多彩なプログラムが展開されました。
 紫熊祭は単なる学生全体のイベントにとどまらず、地域住民との交流を深め、熊本大学が地域社会に貢献する場として機能することによって地域連携の強化にもつながり、学生たちはイベントの企画・運営を通じて、リーダーシップやチームワークのスキルを磨くまたとない学生の成長機会になっています。
 
 今年度の蘇遙会学生部では昨年度同様、メロンパンアイスを販売しました。販売には学生部の役員だけでなく、蘇遙会の二年生や先輩方も仕込みや販売の手伝いを行っていただきました。学生だけでなく、地域住民の方にも沢山来ていただいて、とても活気のある営業となりました。
 今年度は、台風の影響もあり、3日間の出店予定がテント企画は2日間と縮小されてしまいましたが、2日間とも最初から最後まで賑わっていて、無事完売となりました。
 
 熊本大学の学生たちが一丸となって作り上げる地域に根ざした重要な行事である紫熊祭に、私たち蘇遙会も今年も参加させていただき、とてもいい経験ができました。また、この行事を通じて他学年、特に1・2年生との交流もできたので、土木建築学科の魅力も伝わったのではないかと思います。
 今年度の蘇遙会の活動も残りわずかとなりました。これからも学生部を暖かくお見守りいただけましたら幸いです。
 
 
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2024年度 学生部書記 山村真子
 
 蘇遙会学生部では、9月15日から16日の一泊二日で研修旅行を実施しました。目的地は世界文化遺産として登録されている「三角西港」でした。
 三角西港は、オランダ人技師の設計により建設された、明治三大築港の一つです。石炭輸送のための重要なインフラであり、特に三池炭鉱の石炭を中国の上海へ輸出する役割を果たしました。三角町は、熊本県の重要な海上交通拠点として繁栄し、行政や司法の中心地でもありました。築港から1世紀以上経た現在も、その歴史的な建造物や埠頭がほぼ無傷で残っており、平成14年に国重要文化財に指定され、港町三角のシンボルとなっています。
 

三角西港にて

 参加者は学部1年生から4年生の合計20名であり、レンタカーを利用して移動しました。初日は14時に大学を出発、白嶽森林公園キャンプ場へ移動して、2日目に三角での研修を行いました。宿泊地ではバーベキューを通して学生同士の親睦を深めました。学部1年生の参加が多く、学業面だけでなく、私生活の話など深い話もでき、交流会として十分に楽しむことができました。