卒業生便り

港南一家 石橋 英司(港南6期)

2018年10月18日(木)
 現在、港南卒の夫婦でこども絵画教室とデザイン事務所を経営しています。
 在学中、陶芸室によく通っていた私達は、ある先生の「お前らぁクラブ作れ~」の一声で陶芸部を作ったのが思い出深いです。卒業後は陶芸、ファッションデザインと別々の大学に進学、就職そして結婚し双子の娘が生まました。その後娘達は港南造形に入学し私達が教わった先生方にもお世話になり、共通の話題を語る事も。。。その娘達も今年港南造形を卒業し芸大に進学する事が出来ました。
 娘達に絵を教えた事がきっかけで開いた絵画教室、子供ならではの発想を大切に指導しています。高校時代多くの課題や制作をこなしたからこそ今の自分達があり、子供達にも楽しさを伝えられるのだと思っています。
 絵画教室の子供達は年に数点ずつコンクールに出品しているのですが、ある時「先生は出さないの?」と突っ込まれ、公募サイトで見つけたコンクール「第一回妖怪造形大賞」、当時妖怪ウォッチが子供に人気だった事もあり出品する事にしました。見つけたのが〆切三週間前で第一回という事もあり不安の中始めた制作、取り掛かると楽しすぎて高校時代に戻った気持ちでした。連日遅くまで制作したかいもあり、賞を頂く事が出来それからここ数年妖怪造りに没頭しています。第二回からは子供達も参加して金賞も頂き、今年も「先生に勝つ!」と闘志ムンムンで制作しています。子供達に教え、教えられてやってきた教室も約十五年、娘達の入学以降私達の教室から毎年数名ずつですが港南造形を希望し入学しています。
 好きな事や夢に向かって進んで行く事は難しい事かもしれません。でも、今だからこそ言えます。「港南でよかった」と。
これからも港南大好き港南一家で進んで行こうと思います。