総 会

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平成17年度同窓会総会

平成17年度総会開催 ――― 高専卒業生の参加が約半数 ―――
 去る平成17年7月30日に熊本市のウェルシティ熊本において標記総会が開催された。担当は、6月10日の役員会で熊本放送の下田和喜氏(本24)、荒木陽一氏(電子13)にお願いすることとなった。
 昨年度同様、参加予定者が少なく総会の成立が危ぶまれる声もあったが、担当者や熱心な協力者の奔走により、総会参加者46名(懇親会参加者49名)、委任状37通と無事成立をみた。総会への参加については、昨年発行の会報およびホームページ(http://www.knct-ob.jp)に参加者が少なく残念の旨を記載したが、多額の予算を取って案内通知を発送するほか、懇親会費補助(2千円)を負担するなどの手段を講じており、担当者の負担を考えると、少なくとも総会が成立する程度の参加があれば十分とも思われる・・・。

 さて、総会は定刻の15時に、原憲昭副会長(本12、熊本電波高専、以下電波高専と略記)の開会により始まり、森川卓亮会長(通信1、熊本県民テレビ)からの挨拶があった。今年3月に、ご自身卒業後30年目を迎える母校の卒業式に出席し、女子学生が多く華やかで隔世の感があったこと、テレビ放送のディジタル化に関する会議に出ると、同窓生が多く有り難いこと、最後に、これからも同窓生(先輩、後輩)力を合わせて頑張りたいという内容であった。

 議題に入る前に、議長選出が行われた。参加者からの推薦や立候補はなかったため、下田和喜氏にお願いした。議事は例年と同じく、平成16年度事業報告、同年度会計報告がそれぞれ村上純庶務部長(通信5、電波高専)、桑波謙史会計部長(本19、同高専)からあった。監査の田中守氏(本17、テレビ熊本)からは、帳簿等と照合の結果、報告に相違なく適正と認められるとのことであったので、異議なく承認された。ただし、田中氏からは、会報印刷・発送費がかさんでいるので節減に努めてほしいと注文があった。また、会計報告において、運営特別資金から一般会計への支出に関して一昨年度から総会で質問が相次いでいたため、同資金が発足したいきさつと一般会計が不足した場合に同資金を充てることを決議した経緯をまとめた資料が添付された。この資料は、今年度の会報に掲載する予定である。

 次いで、平成17年度事業報告案、同年度予算案がそれぞれ庶務部長、会計部長より示され、これらも異議なく承認された。続いて、庶務部長から平成17年度同窓会役員案の提案があり、今年度で母校を定年退官される原副会長の後任に下田道成氏(本18、電波高専)、堤昭仁副会長(通信7、熊本市水道局)は吉崎直実氏(電子1、同水道局)と交代、その他転勤等により数名の交代、今年度母校に赴任された松尾和典氏(情通3、電波高専)は広報係という案で、異議なく承認された。通例ではないが、議長の指名により原先生から退任の挨拶があり、母校での勤務年数と同じく36年間同窓会の役員を務めて、その間の会費制度の変革などの思い出を話された。また、新役員の抱負として、森川会長、冨田晃副会長(通信4、九州総合通信局)、下田副会長から一言ずつ挨拶があった。

 その他の議題として、平成18年度総会開催地は福岡で開催することが役員会で決められた旨、庶務部長から報告があり、担当をお願いした古沢輝幸氏(通信2、NTTコムウェア九州)、田中光二氏(通信3、NTT九州)の紹介の後、古沢氏から簡単な挨拶があった。以上、議長の下田氏のスムーズな議事進行と参加者の協力により、40分程で無事終了した。

 記念写真撮影の後、16時30分から懇親会となり、司会は総会議長に引き続き下田氏が務められた。まず、母校の江端正直校長から挨拶があり、内容は、独法化や少子化の影響による高専の生き残りを賭けた厳しい現状、高専生や大学生の学力低下の問題、JABEEへの取組みなどについてであり、最後に学校のシンボルとなっている「3基の巨塔」の老朽化による撤去について了解を求められた。撤去に関しては、懇談中にも反対や賛成などの意見があったようであるが、台風による被害の危険性、維持費用が多額に上ることなどが懸案となっており、景気との兼ね合いを考えると、今撤去した方がよいと学校では判断されたようである。

 会には恩師の伊藤浩次郎先生(旧本1)、徳山順也先生も参加されており、伊藤先生のお変わりない元気なお声での乾杯の後、約2時間の懇親の宴となった。途中、『くまもと経済』(地域経済センター発行)の記者による取材も行われ、いずれ掲載の運びになると思われる。最後に嶋村栄起氏(情通8、三菱電機システムサービス)と石本邦治氏(本10、熊本放送)による締めとなり、閉会後は三々五々2次会へと続いたようである。

 会則第13条に謳われているように、総会は同窓会の唯一の議決機関であるので、来年度の福岡開催への多数の参加をお願いしたい。前述のように、高専1期生が卒業後30年を迎え、高専卒業生(以下高専卒と略記)も同期生、同窓生との交歓に意味を見出す時期ではないかと想像する。今年3月発行の名簿によれば、卒業生総数約8千6百名のうち、高専卒は3千7百名に達している。今回の懇親会においても参加者のうち約半数の24名は高専卒であった。来年度も、高専卒の皆様の積極的な参加を望むものである。なお、今回は例年になく委任状が集まったが、ひとえに櫛山恵氏(情報7、NECマイクロシステム)のご助力のお陰であり、ここに記して感謝する。来年度は同窓会ホームページを活用して総会案内(日程、議題等)や委任状フォーマットの掲載を行いたい。

 お忙しいところ総会および懇親会の担当を務められた熊本放送の下田氏、荒木氏、および暑い中を参加いただいた皆様に感謝する。
(村上 記)

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