お知らせ

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第三回 材料バックキャストテクノロジーシンポジウム(価値創造研究センターとのジョイントシンポジウム)が開催されました(H31.3.15)

共晶会はH28年度から、名古屋大学大学院工学研究科附属材料バックキャストテクノロジー研究センターとの共催にて、本学の学術シンポジウム後援に貢献しております。今年度は、平成31年3月15日(金)に第三回の講演会を開催し、「MIの未来とIoTおよびAIの新潮流」をテーマに、MI(マテリアルズインフォマティクス)、IoT(モノのインターネット)、およびAI(人工知能)分野の次世代ステージにむけた議論を発信すべく、個々の分野を超えた新たな融合を模索する未来志向のシンポジウムを企画させていただきました。特に今回は、これら分野融合の実現のために、名古屋大学大学院情報学研究科の価値創造研究センターと、工学研究科の材料バックキャストテクノロジー研究センターの、分野横断型のジョイントシンポジウム形式とし、関連分野の4名の講師の皆様にご講演いただきました。
招待講演では、NIMSの出村先生に、近年のMIの進捗状況をわかりやすくご講演いただき、特に現在、出村先生が牽引されているSIPプロジェクト「マテリアル革命」の基本的考え方・展望をご紹介いただきました。続いて、本学土木工学専攻の加藤先生から、洗練された逆問題アプローチである「トポロジー最適化」について、基礎から応用までの話題提供をいただきました。また名工大の大塚先生からは、IoTの先進技術はもとより、IoTのスタータキット情報のご紹介があり、この分野の技術が現在非常に身近なノウハウになっていることをご教示いただきました。最後に、本学の知能システム学専攻の井手先生が、料理のレシピおよびその周辺情報に関する情報処理の枠組みについて講演され、料理という身近な話題が、データサイエンスによって構造化される様をご紹介いただきました。
個々の分野の相互乗り入れの視点から、新しいブレイクスルーに結びつくヒントが随所にちりばめられており、まさにIoTとAIの新潮流によって、MIの加速的展開が予感される未来志向のシンポジウムとなりました。今回の企画に関しましても、多くの共晶会の皆様にご支援をいただきました。あらためてお礼申し上げます。
名古屋大学 大学院
情報学研究科附属「価値創造研究センター」,工学研究科附属「材料バックキャストテクノロジー研究センター」
ジョイントシンポジウム
MIの未来とIoTおよびAIの新潮流
-分野を超えた融合に向けて-
 
主催:名古屋大学 情報学研究科附属 価値創造研究センター、工学研究科附属 材料バックキャスト
   テクノロジー研究センター    
共催:名古屋大学 共晶会(材料教室、旧金属・鉄鋼教室同窓会)
協賛:名古屋大学未来社会創造機構マテリアルイノベーション研究所、日本金属学会・日本鉄鋼協会東海支部
日時:2019年3月15日(金) 13:30~17:00
会場:名古屋大学 ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー,ベンチャーホール(3F)
 
 シンポジウムプログラム(以下、敬称略):
13:30         開会の挨拶
 
13:35~14:40 【招待講演】
「情報工学を融合した統合型材料開発システム実現に向けた取り組み」
                物質・材料研究機構 出村雅彦
 
14:40~15:20  「トポロジー最適化の工学への展開と未来のものづくり」
                 名古屋大学 加藤準治
 
15:35~16:15  「IoTとAIを活用したサービス指向社会と研究現場への応用」
                 名古屋工業大学 大塚孝信
 
16:15~16:55        「たべものづくり:料理に関する情報処理」
                 名古屋大学 井手一郎
  
16:55~17:00  閉会の挨拶