学生コラム

学生コラム

第2回

「大学生活を振り返って」
大阪府立大学 工学域 電気電子システム工学課程
窪田 凌征
 
 皆さんこんにちは。電気電子システム工学課程4回生の窪田凌征と申します。今回のコラム執筆依頼を機に、これまでの大学生活を振り返りたいと思います。
 大学生活を振り返ってまず頭に浮かぶのはクラブ活動です。入学当初コロナ禍で同級生と会う機会がなかったため、クラブで交友関係を広げようと思いロボットコンテストクラブに入部しました。入部時は私の他に同級生がおらず心細かったのですが、良き先輩方に恵まれ楽しくロボコンの基礎を学びました。2・3回生になってからは部員も増え、大会にも出場しました。ロボコンでは大会ごとに異なる競技課題があり、参加者がそれに応じたロボットを設計・製作し成果を競います。例えば、私が参加した大会はお菓子をロボットのアームでつかんで運び、運んだお菓子の個数やタイムを競うというものでした。どうすればより多く、そしてより早くお菓子を運べるか皆でアイデアを出し合って形にする過程は、苦労もありましたが大きな充実感のあるものでした。
 また、ロボコンを通してロボットの制御や回路について興味を持つようになりました。3回生の時には、回路設計の業務を体験できるインターンシップにも参加し、専門知識だけでなく技術者としての姿勢なども学ぶことができました。その後の研究室選びでは、ロボコンを通じ興味を持った制御分野を学べる電気システム制御研究グループを選びました。研究では風車模型を用いた実験を行っています。試行錯誤の毎日ですが、ロボコンで得たソフト・ハード両面の知識がとても活きていると実感しています。
 今回のコラムを通して、クラブ活動をはじめ大学生活での様々な経験が現在につながっていると改めて感じました。後輩の皆さんにはぜひ様々なことに挑戦して有意義な大学生活を送っていただきたいです。
 今回が今年最後の学生コラムとなります。次回は府大の情報工学課程の学生が担当予定です。来年も皆さんにとって素敵な一年になりますように。
 
写真:風車模型の実験の様子

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