未来を築く優秀な人材の輩出を目指して
蘇遙会運営委員長 佐藤 晃
卒業生の皆様には、日頃から本学・本教室へのご支援・ご協力をいただき誠にありがとうございます。令和6年度より土木建築学科・土木系学科長および蘇遙会運営委員長を仰せつかっております佐藤でございます。蘇遙会および土木教室の活動にご理解とご協力を賜り深く感謝いたしております。
まずは教職員の異動についてご紹介いたします。まず、これまで地域公共政策研究室(柿本研究室)の助教として活躍されていた安藤宏恵先生が、令和7年4月より名古屋大学にご異動になられました。新天地でのますますのご活躍を祈念しております。また、これまでも当教室の水質環境学研究室でご活躍いただいておりました伊藤紘晃先生が、令和7年4月より准教授に昇任され、新たに水圏物質動態研究室を発足されました。今後、当教室でのますますのご活躍を祈念しております。
さて、昨今の新聞紙上やニュースではいわゆる令和の米騒動や物価高に関する話題を目にしない日がないくらいに世の中を賑わせておりますが、加えて各業界で人手不足が深刻の度をますます増している状況です。本土木教室を卒業され、建設業界の第一線で活躍されている OB・OGの方々からは、特にコロナ禍後の1~2年からは優秀な人材を多数輩出してほしいとのお話を多く頂くようになりました。蘇遙会OB・OGの皆様にはインターンシップ研修のお世話や、現役学生に直接講義や講演を頂く機会をいただくなど、学生一人一人が将来の自分の姿を描く貴重な材料を提供して頂いていると感じております。また、蘇遙会運営委員会では学生委員に対してOB・OGの皆様から暖かいご声援をいただき、学生たちも皆様や社会の要望に応えられるよう、勉強や研究に取り組んでくれるものと期待しております。
一方で昨年来大きく取り上げられている通り、世界最大の半導体受託製造企業であるTSMCをはじめ、国内外の半導体関連企業が多数熊本に進出し、その人材供給の要として本学工学部が大いに期待されております。土木教室としては、引き続き半導体製造では必須となる地下水の保全や、企業を中心としたまちづくりあるいは交通政策などの幅広い研究分野で貢献できるように精進して参ります。
本年(2025年)9月8日(月)~12 日(金)には土木学会全国大会が熊本大学および熊本城ホールを会場として開催予定です。OB・OGの多くの皆様もこの大会に参加されることと存じます。是非、この機会に熊本大学にお立ち寄りいただき、併せて教員や学生さんとの交流を深めていただければ幸いです。
末筆ながら、蘇遙会の皆様の益々のご活躍を祈念しております。





