新任紹介

渡部 慎也(わたなべ しんや)

 はじめまして、2023年4月1日付けで、熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センターに助教として着任しました渡部慎也と申します。
私は、神奈川県出身ですが、高校卒業後は東日本大震災をきっかけに東北大学 建築・社会環境工学科に進学し、修士課程からは京都大学大学院 工学研究科社会基盤工学専攻に進学、2023年3月に博士(工学)を取得しました。
 私の専門分野は、構造力学ですが、とりわけ鋼構造・鋼橋を対象とした研究に従事してまいりました。現在、熊本大学では「構造システム研究室」に在籍し、鋼橋だけではなく、コンクリート橋、FRPを用いた歩道橋、石橋など、橋梁全般を研究対象としています。
 橋梁を含む土木構造物の老朽化の進行、令和2年7月の球磨川豪雨災害のような激甚災害など、近年、土木構造物を取り巻く環境は、より厳しいものとなっており、その安全性が揺るがされています。私は、まだまだ駆け出しの身ではございますが、熊本大学工学部土木教室、そして水循環・減災研究教育センターの一員として、こうした課題解決に向けて研究に励みたいと思っております。また、研究だけでなく社会貢献活動等にも積極的に取り組んでまいりたいと思います。皆様、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。