昭和16年(1941年)、明治以来の地域の願いが叶い、田口農林学校が開校しました。戦後新制高校愛知県立田口高等学校として生まれ変わり、高度経済成長、木材産業の盛衰、国際化やバブル景気、リーマンショックなど時代の荒波を乗り越えながら、私たちの母校は多くの有為の若者を育成し続けてきました。山間部で進む少子高齢化により生徒数は減少し続けていますが、同窓生や地域のみなさんの暖かい支援のお陰で今年度創立80周年の節目を迎えることができました。
 猛威を振るう新型コロナウイルス感染症のために、多くの同窓生のみなさんを母校にお招きしてお祝いすることは残念ながらできませんでしたが、11月5日に創立80周年記念式典を挙行し、母校がこれからもこの地域で輝き続けられるよう参加者全員で祈りました。当日は晴れ渡った空の下、在校生徒と教職員、同窓会周年事業実行委員会の参加で、田口高校文化祭の開会に先立って式典を行いました。併せて、来年度入学生から着用する新しい制服の披露も行いました。式典後には正門ロータリーで、学問の木とも言われる「カイノキ」の記念植樹を行いました。
 長くシンボルツリーとなっていたケヤキを伐採したあと、寂しくなっていた正門に新しい若木が植えられました。今は小さなカイノキの成長を見守りながら、生徒はこれからも学び続けます。田口高校がこの地域とともに発展し、この地域を支え続けられるよう、同窓生のみなさんには引き続いてご支援をお願いいたします。
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