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平成23年度活動報告

2011年07月05日(火)

 6月11日(土)に東都同帰会総会が東京の千代田区にあります、「グランドアーク半蔵門」にて行われました。三池工業高校より松永校長、本部より大佐古会長、角田副会長、黒田副会長の4名が出席されました。

 今年の総会は、3月11日未曾有の大震災となった『東日本大震災』から丁度3ヵ月後の6月11日(土)毎年恒例となった皇居半蔵門前のグランドアーク半蔵門にて来賓及び講師と会員合わせた総勢45名で開催されました。
来賓は、学校から松永校長、同帰会本部より大佐古会長、角田副会長、黒田副会長、関西から奈良岡会長、前川顧問、中京から境幹事長、特別会員の紅一点中島さんの8名の参加を頂きました。

 総会の司会進行は太田幹事(昭37年採)が担当し、司会挨拶の後、今年は東日本大震災で多くの方々のご冥福を、東都同帰会会員の物故者と合わせて全員で黙祷を捧げました。 総会は、上田副会長(昭30年採)の開会宣言で始まり、江崎会長(昭29年化)が、来賓の方々への出席の御礼と会長挨拶をされました。 特に今回は東日本大震災で地震及び津波、更には福島第1原子力発電所の事故に伴う未曾有の災害が発生し、被災者への絆の大切さと合わせて我々の母校に おいても、母校の絆を『同帰』とは、同じ所に帰る意味合いを話されました。

 議案の審議は、江崎会長が議長となり配布された資料を基に、平成22年度活動報告、会計報告、会計監査報告、更に平成23年度活動計画案、予算案に引き続き今年は役員改選案で江崎会長の留任が発表され、満場一致で承認されました。

 司会者から来賓者の紹介後、最初に同帰会本部大佐古会長から3月11日の東日本大震災の話があり、その後同帰会としての、会員の増加及び行事への参加者の増加で和気あいあいの同帰会にして行きたいとの挨拶がありました。
続いて学校の近況報告を松永校長から、大牟田も少子化が進んでおり各学校の学級数が減っているが、三池工業は5クラスを維持しているとの話があった。入試の倍率から見ても、三池高校:1.0倍、大牟田北高:0.51倍に対し、三池工業は1.41倍と高倍率とのこと。もの造りのジュニアマイスターが80名おり全国で4位との話がありました。

 続いて大塚徳勝様(昭27年電)から、特別講演が行われました。 講演のテーマは、『福島の原発震災と今後の課題』であり、現時点でぴったりの講演内容でまた、後援者の大牟田弁でユーモアたっぷりの話し方が受けました。更に、全員に講演内容の要旨集が配られ、難解な講演内容をより理解しやすくすることが出来ました。
原子力とはウランが核分裂する際に発生する熱エネルギーのことであり、その核分裂がねずみ算的に増大していくことを連鎖反応と言う。 福島第1原発は、40年経過しており通常の耐用年数30年を延長した状態であり、役人及び東京電力の怠惰で人災である。

 今後のエネルギー源をどうするのか?
原発はこれまでエネルギーの安定供給と温暖化防止の面からも推進されて来たが今回の福島原発災害によって、原発の全廃を求める意見が多いが、ここは冷静に対処し、現存の原発に津波対策と緊急用電源対策を講じて運転を維持する一方、不足分を自然エネルギーと省エネで補って、未曾有の国難を乗り切るより他に方法はないと思われるとのこと。
折りしも現在、菅総理が首相退陣の切り札に、再生可能エネルギー特別措置法の成立を掲げており、また東京電力など3電力会社の株主総会では、脱原発を求めた株主提案は反対多数で否決されている。

 特別講演の感動の余韻を残したまま、全体記念写真撮影の後、二部の懇親会に移行しました。 総会の司会同様太田幹事による開会宣言の後、昨年同様に馬場政常様(昭23年採)の乾杯音頭で始まりました。 その後、本部及び各支部からのご挨拶を頂きました。母校百周年記念行事の後一時、体調を壊されていた角田副会長も元気に挨拶をされました。

 今回も各テーブルは、卒業年次の近い会員ごとになっており、会話がはずみまたお酒も入り、各テーブルで大いに盛り上がっておりました。 そんな中で、今年の春に大牟田から千葉の息子さんの所に引越しして来て総会に初参加と言う陣川 勉さん(昭41年化)でしたが、東都同帰会としては大歓迎であり、来年は同期の野球部で木村主将も新たに誘って参加して貰えるよう約束しました。

 恒例の三世代の校歌斉唱で、懇親会は最高の盛り上がりの中、お開きの時間が来て、昨年と同じく山本副会長(昭34年電)による今年の総会の総括と合わせて、東日本大震災からの復興に向け、『がんばろう日本』の掛け声で中締めを行い、来年の再会を祈念し司会者の閉会宣言で懇親会も幕となりました。

(S41 機 緑川光明)

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