行事案内・報告

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BKC30周年企画イベント

11月10日(日)は、びわこ・くさつキャンパス開設30周年イベントが開催されました。
 
 薬学部では、BKC開設30周年記念に合わせ、薬学部および薬学研究科卒業生によるホームカミングデイ(薬学部同窓会)が開催されました。卒業生と教員合わせて約60名の参加となりました。学部長による薬学部のあゆみについての紹介の後、大名刺交換会では、病院や薬局、企業で活躍されている卒業生が順に近況を報告されました。オンライン早押しクイズ大会では、立命館大学や薬学部に関する様々なクイズが出題され、大いに盛り上がりました。また、ナポリ食文化研究会(食マネジメント学部)によるジェラートや、滋賀県の地酒や和菓子が振る舞われ、滋賀県の魅力を再確認する機会となりました。   
 薬学部では、この他に臨床薬学教育の紹介として医療用ロボットを用いたフィジカルアセスメント(身体状況把握)の実演会が開催され、子どもからご高齢の方まで多くの方々が参加されました。
 

 生命科学部ではライフサイエンス学術講演会が開かれました。
チラシ画像クリックでPDF表示➤
 第1部の内容は「世界のエネルギー関連CO2排出量は、前年比で過去最高記録を更新している現状にもっと危機感を持つこと」、「太陽光発電に対する今後の展開方法」、「燃料電池普及への課題解決」、「各地域ごとの発電・エネルギー貯蔵の整備」、「理論だけでなくコスト低減を意識したダイナミックな発想の転換」、「燃料電池・二次電池に対しては大学としてのアカデミックな寄与」などで、今後のカーボンニュートラルに向けたエネルギ―利用で産業界と学術界の連携に期待します。
 第2部の内容は「超高齢化社会国の日本では今後も平均寿命は伸びていくが健康寿命とのギャップは縮小していない」「高齢者は糖尿病以外の病気を併発している場合が多く、治療方針はここ10年ぐらいでかなり変わってきている」「治療方針も画一的ではなく個々の患者に寄り添ったものに変えていく必要がある」「老齢医学全般の研究機関と個々の病気専門学会(糖尿病・がんなど各病気)が横櫛で連携することが必要」などで、今後の超高齢社会への対応が更にレベルアップすることを期待します。
 
 
 また、「懐かしい実験機器の展示会」もあり、60名近くの方が見学に来られました。
50年前の物もあり、見学に来られた方も感慨深げであったり、
向かって右:谷口先生、左:当会会長
一方「え??こんなのでやってたの?」と驚いたり、世代によっていろいろな感想が聞かれました。
 展示会にご尽力いただいた⽴命館⼤学名誉教授・⾕⼝吉弘先生にお聞きしますと「理工系学部が衣笠キャンパスからBKCへ移転する際に使われなくなった古い機器を大学倉庫に保管していたが、今回ようやく日の目を見ることなった。」と感慨深げに仰っていました。これらの展示物をベースにその後の各機器が改良されたり全く新しい機器が登場すること等で大学研究内容がより高精度・効率化し、新たな発見に繋がっていると感じます。