高校13回生 福澤育也

2010年12月24日(金)
母校の思い出

昭和33年4月入学、36年3月卒業「人生わずか50年二度と戻らぬ青春を・・♪」
懐かしい応援歌を歌った日々を思い出します。知らぬ間に、高校を卒業して50年になろうとしています。月日が経つのは速いものです。そして我が家はこの僕をはじめ、姉弟そして我が子合わせて9人が田口高校にお世話になり、無事社会人になりました。地元在住の関係で、40・50・60周年の式典に参加、また保護者としてPTA活動にも参加、商売でもいまだに母校へのつながりを持たせていただいております。
この間、4課程(普通・商業・林業・家庭)が2学科(普通・林業)に、木造校舎が鉄筋校舎に、サイレンがチャイムに、運動会が体育大会に、黒板が緑色に、坊主頭が長髪にと時代の流れの中で変わってきました。
思い出の中に、上級生に叩き込まれた応援歌の練習があります。譜面も伴奏もなかったのに、今でも口ずさめるのは、先輩達から体で教え込まれたからだと思います。そのお陰で悲しいときや苦しいときに「私の応援歌」に代わり励ましてくれました。また、県立高校卒業の重みを社会に出て知りました。
伊勢湾台風も在学中に経験し、ろうそくの明かりの中で12時間も暴風雨の恐怖と戦い、明朝雲ひとつない秋空を眺めたときのうらめしい気持ちは今でも忘れません。
鴨山にも二日間徒歩で通い、植林や下刈りのきつい作業を経験し、「もう二度と来ないぞ」と思っていましたが、なんと60周年記念では記念植樹をして、懐かしい思いに変わりました。思い出が走馬灯のように湧いてきて、思い出は尽きません。
僕たちに懐かしい思い出をつくってくれた高校時代は貧しく、今は豊かな時代へと変わり、高校生の生活も大きく変わってきたようです。
70周年を迎える母校で皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。母校の発展と存続を願います。


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コメント 1 件

  1. 福沢 卓三 より:

    弟ですよ。元気ですか。なかなかの文章ですね。たまには帰ってみようかなと迷っています。

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