2021年

同窓生のお店紹介:dandeliOn

野田啓介氏(平成10年卒)  
文:松田亨(昭和54卒)
 
「つくり手の想いが込められたうつわや雑貨がたんぽぽ【dandelion】のわた毛にのってみなさまのもとへ届き、暮らしを彩る花を咲かせますように」
 
 野田啓介さんは熊本大学卒業後、一般企業に就職されましたがある思いから退職され、2018年7月にこのお店を開業されました。かねてより「忙しく働く日々のなかで、手づくりのものに癒されている自分に気付いたこと、さらに、熊本地震の経験から、少しでも地元の役に立てることを」等の思いから、このギャラリー開設に踏み切ったそうです。
 特に熊本や九州のものを展示することに拘っておられ、今回お邪魔しました時に展示されていたのは、井銅心平氏(熊大工学部卒)のうつわ展(会期2020年10月31日~11月15日)でした。井銅氏も宇土市の土に拘って制作するなど、想いは野田氏と同じです。落ち着いた色合いの作品で、酒器、茶器、お皿、コーヒーカップ、花瓶など多岐にわたっております。このうつわでお酒を飲んだり、お茶を飲んだりと普段使いをして頂くと嬉しいとのことでした。(井銅さんの作品展は一昨年もここで開催されました)
 尚dandeliOnではうつわ以外にも「天草ボタン展」を開催(2020年9月5日~9月22日)するなど、熊本への想いを改めて感じさせる場所となっております。場所も靱公園横であり、関西在住の方にとっては馴染み深いところかと存じます。(写真の右が野田氏、左が井銅氏です)
 
〒550-0004
大阪市西区靱本町1-16-19
MAISON D’ART301
営業時間/平日12:00~18:00 土日祝11:00~17:00 ※不定休有
TEL050-7110-1217
MAIL/info@dandelion-osaka.com

卒業生表彰式に列席しました

昭和39年卒 酒井康隆
 
大学卒業生表彰のため前日の11月21日から熊本入り、熊本駅からホテルのある通り町筋まで、市電を利用、所どころの町名を懐かしみながら通り町筋で下車。
夕食は学生時代に食べた、紅蘭亭の豚まんの味をもう一度と思い改築新装なった下通りの紅蘭亭へ、途中、上通りの長崎書店に寄り法律関係の書棚の前でしばし学生気分に浸る。
翌22日の朝、早目に大学へ、サインカーブを散策、赤レンガの五高記念館は復旧工事中で建築用養生シートで覆われ全くその姿を見ることが出来ず残念。
表彰式は工学部百周年記念館で厳かな中、執り行われました。
昼食会では、大学の現状の説明等を聞きながら懇談。
あらためて、この伝統ある大学で学べた事の誇らしさを感じる。
最後に、この度、表彰の栄に浴させて頂いた事について、関係者の皆様に厚く御礼申し上げる次第です。

関西武夫原会 会員の皆様へ

令和3年正月
関西武夫原会 会員の皆様へ 
関西武夫原会 会長 児倉 静二
 
昨年はお正月の屠蘇気分がようやく冷めたころ、新型コロナウイルス(COVID-19)による感染症が全国に拡大し、第1波、2波、3波と心休まることなく、ひたすら我慢を強いられた一年でした。未だコロナ禍の最中ですが、会員の皆様には平穏な新年をお迎えになったことと、まずはお慶び申し上げます。
 
同窓生の中には医療関係に従事されている方もおられるのではないかと思います。
昼夜、奮闘されておられることに心から感謝申し上げます。又、不運にして感染症に罹患された同窓生や関係者の方がおられましたら、一刻も早い快癒を祈念申し上げます。
 
昨年は、関西武夫原会も苦渋の一年でした。主行事である総会・懇親会も中止の決断をせざるを得ず、又、常任幹事会も大阪市の感染拡大により、開催が困難な月もありました。そんな中で、ハイキングやゴルフなど有志による野外での活動により、会員同士の絆を再確認することも出来ました。
一方で、コロナ禍でアルバイトの機会を失い、又、実家の収入減などで生活に困窮する現役学生も多くおられます。同窓会として、彼らに少しでも役立つような支援を、皆さんのご協力をいただきながら実施したいと考えています。
 
私事で恐縮ですが、昨年は、元旦での抱負を「一日一善」とし、近所の空き缶やペットボトルを散歩がてら拾うのがひそかな日課となりました。ところが、自治会連中におだてられ、団地の環境リーダーに祭り上げられてしまいました。 (写真は歳末大掃除)
団地内には広々としたコアパークやせせらぎなどの水景設備がありますが、「カブトムシの小森、ホタルや小鳥が集う水辺にしよう」と絵空事を軽々に口走ったのが災いでした。

コロナ禍は私たちの生活を一変し、多くの人に苦難を与え続けていますが、思えば、新たな生活や以前とは違う自分と向き合う貴重な機会を与えられているとも言えます。
この時期にこそ想定外の挑戦をして、新たな生き甲斐を見出すのも良いのではないでしょうか。
今年こそ、今年こそ、コロナ感染症が一刻も早く収束し、この一年が会員の皆様にとってかけがいのない幸せな年になりますように、そして、今秋の総会・懇親会には、会員の皆様同士がふたたび笑顔で語り合えることを祈念し、年頭のご挨拶とさせていただきます。