会長挨拶

 新型コロナのオミクロン株による第6波の真っ只中に、この文を書いています。武夫原会の会員の皆様には、ご苦心されながらもご奮闘のことと拝察いたします。コロナ禍も3年目を迎え、先行き不透明な不安感がありますが、何とか、この難局を乗り越えるべく頑張って参りましょう。
 
 去る1月20日、熊本大学の事業計画や予算などを審議する熊本大学経営協議会が開催され、小生も委員の一人としてWEB参加しました。その中で、昨年4月に就任された小川学長の下、現下のコロナ対応、台湾の半導体企業立地に伴う研究や人材育成、カーボンニュートラルへの取組みなどを含め、広範な視点からの事業計画が示されました。その一つに、熊本大学キャンパスミュージアム構想があり、熊本大学が保有する建造物、歴史的・文化的資源や研究資源を公開し、キャンパスをミュージアム化し、内外に発信しようとするものです。その中核が、五高記念館であり、同協議会の中で、建物については熊本地震からの修復が完了し、今春からの一般公開が始まるとの報告がありました。公開に先立ち、来る3月23日には、オープニング式典が開催されます。
 
 五高記念館の建物の修復には、国庫財源が確保されましたが、博物館的機能を備える設備投資には独自の財源を確保する必要があります。そこで、武夫原会でもその一部を支援するため、熊本大学基金の「五高記念館」枠への寄附制度(所得税の寄付金控除あり)を活用し、強化期間として寄附金を募って参りました。ついては、その最終年度として、この春の機関紙「武夫原会」の送付に併せて、五高記念館に特化した寄附金振込書を送付させていただきますので、趣旨ご賛同の方々のご理解ご協力をお願い申し上げます。なお、現在までの寄付金総額は6,249,600円となっています。
 
 写真は、復興した五高記念館の雄姿です。その堂々とした姿は、熊本地震にも負けず勝ち抜いたという気持ちを誇らしげに物語っているようにも見えます。また、苦境にあるコロナ禍に立ち向かう強固な意志さえも感じられます。コロナ禍が落ち着いた暁には、是非、ご視察ください。改めて、会員諸氏のご奮闘、ご健闘を祈ります。
 
      令和4年1月           武夫原会会長 村田信一