2022年

寄付講義を行いました

平成5年卒 小西博美
2021年11月18日、法学部のキャリア科目「職業選択の実践」講義(進路に関する講義)の外部講師として、寄付講義を行いました。
2018年に初めて寄付講義を行って以来、今年で5回目です。
最初に講義の依頼をいただいた際、法学部生の公務員志向、地元志向が強く、視野が狭くなりがちになっていると伺いました。そのため、民間企業に就職をした私自身の経験と、採用担当者として学生に接してきた経験をもとに講義を行いました。
講義は、毎年12時55分から14時25分の3限目。最初の3年間は熊大での対面講義。2020年と2021年は、新型コロナの影響で、オンライン講義です。
昼食後の一番眠い時間帯。対面講義の時は、居眠りする学生が多いのではないか、という予想に反して、みんな熱心に講義を聞いてくれて、とても感心しました。ところが、オンライン講義に変わり、熊大では学生はカメラオフで参加という決まりもあるため、講義中、学生の表情や反応は全くわかりません。ひとりパソコンの画面に向かって話す90分間は、正直とても話しづらくとても不安でした。
そんな中、後日大学から授業のアンケート結果をいただきました。163人もの学生が参加してくれていたこと、私の話から、何かしら参考にできる部分を感じ取ってくれていたことがわかり、ホッとしました。何より、もっと視野を広げて就活をしたい、という意見を書いている学生が複数いて、寄付講義の役割を少しは果たせたのかな、と安心しました。

 
寄付講義とは卒業生である先輩方から、それぞれの実務経験に基く講義を学生に対して行うもので、今回はリモートにて実施されました。
受講された163名の学生さん全員から受講結果アンケートが寄せられ、今回の講義が有意義なものであったことが分かります。
いくつかのご感想(一部)を披露させていただきます。
  • 法学部での勉強の仕方そのものが将来役に立つということを聞けて良かったです
  • これまで何をしてきたかよりも、これから何に挑戦していくかが大事であるという言葉が印象に残りました
  • 自分の就活に関する視野を広げてみようと思いました
(編集部注)

年頭挨拶

令和4年正月
年頭のごあいさつ
関西武夫原会 会長 児倉静二
 
関西武夫原会 会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。
幸いにもこのところ新型コロナウイルス(COVID-19)による感染症が小康状態にありますが、会員の皆様には平穏な新年をお迎えになったことと、まずはお慶び申し上げます。
 
昨年は2年続いて総会・懇親会を中止せざるを得ず、又、主幹事となって開催を予定していました関西連合同窓会総会も見送ることになり、言いようのない残念な1年になりました。楽しみにしておられた会員の皆様には大変申し訳なく思います。
 
こうしたコロナ禍において、会員同士の絆を繋いでいくためにはどうすればよいのか、常任幹事会でも各役員共々思い悩む日々でした。
そこで、せめてホームページの中で会員一人一人の元気な姿をお互い確認しあってみようと、皆様方からの投稿を頼りに色々な企画を試みてきました。
又、積極的に新会員の拡大を図るべく、「関西に住むなら、そうだ、同窓会に入ろう」というポスターを作製し、大学の学部校舎内に掲示してもらい、また卒業式にても学生の皆さんにパンフレットお渡しすることにしました。
 
今年は兎も角も、3年ぶりの関西武夫原会総会・懇親会を9月10日(土)に開催する予定です。ウィズコロナの中にあっての開催ですので、三密対策を徹底して行います。
開催場所も十分なスペースを確保するため、永年お世話になった大阪第一ホテルから本町にある「シテイプラザ大阪」に変更しました。懇親会も静かな雰囲気の中で、懐かしい友人や諸先輩、先生方と語り合い、ゆったりと時間がながれる、従来とは趣をちょっぴり変えた同窓会になりそうです。
 
母校では今なお経済的に困窮する学生或いは学業への情熱やモチベーションをそがれている学生もおられるようです。何とかこの苦境を乗りきってもらいたいと願うばかりです。
会員の皆様方には、今年こそコロナ感染症が一刻も早く収束し、かけがえのない幸せな1年になりますように、そして、今秋の総会・懇親会には笑顔で再会できることを祈念し、
年頭のご挨拶とさせていただきます。
 
尚、現在の熊本大学の様子をスライドショーにしてありますので、ご覧ください。