2012年

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特別企画「秋の武庫川渓谷・廃線敷きハイキング」報告

平成24年11月25日(日)、ホームページで呼びかけした特別企画「秋の武庫川渓谷・廃線敷きハイキング」は11名の参加で実施しました。

今回も矢野さんの案内で、真っ青に晴れ上がった空と赤黄緑と色とりどりに染まった山、それに轟云と流れる渓谷をお供に約3時間かけて楽しく過ごしました。

JR宝塚駅に午前10時集合して生瀬駅下車、矢野ガイドによるコースの説明がありました。

生瀬駅(ここから歩行・約2時間30分)
~武庫川廃線敷き(途中昼食)
~JR武田尾駅

出発の生瀬駅から田んぼに沿って約20分歩くと「告」の看板に出合いました。

この地は昭和61年8月に廃線した旧線路跡地です。

そそり立つ岸壁を噛んで荒々しく流れる武庫川は見事な渓谷美を見せ、秋のモミジは訪れる人の心をつかんで飽きさせません。

 枕木が残る廃線敷きにはトンネルが6か所あり、中は闇の世界です。時々上から雫が薄くなった頭に落ちてきます。暗黒を抜けると、真っ赤な紅葉が目を楽しませてくれます。またトンネルを抜けると武庫川のせせらぎの音が耳を楽しませてくれます。振り向けば錦色の山と真っ青な空が絵になっています。鉄橋から見る景色も素晴らしいです。

 矢野さんの案内の中で出てくる花木の知識に感服(熊本大学に生物学部は無かったはず?)しました。ちなみに上部を白く覆っているのは、ボタンヅル(キンポーゲ科センニンソウ属)の綿毛です。葉がボタンの葉に似ているところから名づけられています。

黄色い花はヤクシソウ(キク科オニタビラコ属)です。根生葉(地面から生えている葉)が薬師如来の光背に似ている所から名づけられているそうです。

 紅葉のじゅうたんで昼食をして、春は桜の名所「たけだお」迄向かいました。

ハイキングの休憩場所として利用できるよう広場も整備してあります。

温泉橋から見える絶景を見て、名残を惜しみながら解散しました。

 来年度の春・秋の野外活動が楽しみです。会員の皆さん、ご参加をお待ちしています。またホームページでご案内しますのでご参加ください。