2014年

2014年

投稿記事「ノンポリの学生生活」

第22回卒(S49年)岡 本 敏 秀

関西武夫原会のHPに熊法会やESSで活躍した会員の投稿記事が紹介されていました。
クラブに所属しなかった学生の記事も1つあっても良いのではと思い投稿いたします。

熊本大学は、1945年に6つの官立学校を統合して新制国立大学となり、60余年が過ぎました。この度、60年史が完成し、関西地区では熊本大学関西オフィス(大阪駅前第3ビル6階)に1部保管され閲覧できます。

先日、関西オフィスで熊大の60年の歩みが纏められた写真集を見せていただきました。卒業して、40年が過ぎると、記憶も不確かなものになっていましたが、写真集を見て、「そうそうプールはここだったよな。講堂はもうないのか」等、学生時代の記憶が蘇ってきました。

S45年に入学した当時、学園紛争も少し下火になったものの、学生会館は闘争の跡が生々しく残っているそんな中、1年生から授業もありました。教養学部の授業で専門の法学の講義もあり、ある日講義の中で「法律は身体の骨の部分である。その上に肉である慣習や服である道徳がある。骨の部分まで行かない状態で物事が解決すれば一番良い。」と言った内容のお話がありました。「そうなんだ。法律の前段階で解決させれば法律を勉強しなくて良いのだ。」と悟り?、勉強もそっちのけで、やんちゃんな、長髪にパーマをかけ、Gパンをはいたノンポリの学生が誕生しました。(写真:18歳の私 熊本城をバックに)

  •  天気の良い日、授業が始まる前に黒板いっぱいに大きな字で「立田山に自然観察に行きましょう」と書きました。ごめんなさい。
  • 高下駄をならして廊下を歩き講義の邪魔をしました。ごめんなさい。
  • コンパで飲み屋さんから座布団を持ち帰ろうとして「学生さんそれだけは」と言われました。ごめんなさい。
  • 工学部の友人の研究テーマ「熊本らしい建築物」の手伝いで白川に架かる橋の上で車を全部止めて車道から橋梁部分の写真を撮りました。ごめんなさい。

熊本大学も熊本の町も、こんな学生を暖かく包み込んでくれました。感謝! 感謝!です。
そして、その罪滅ぼしとして、現在関西武夫原会の事務局長を拝命しています。
同じ軌跡を辿ったあなた。関西武夫原会の事務局長職が待っています。

さて、事務局からのお知らせです。

当会の総会・懇親会の案内を差し上げ、出欠の返信は8月2日で締めきりましたが、同窓会開催の前日の9月5日まで出席の連絡を受け付けています。欠席で返事を出したが出席できるようになった方、案内が届いていない方、投稿を読んで学生時代が懐かしくなった方は、事務局までご連絡ください。お待ちしています。

(写真:63歳現在の私。 パーマをかけたら髪のケアを大切に)