2018年

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五縁(血縁・地縁・学縁・社縁・趣縁)の話

第27回(昭和54年卒)松田 亨

 最近何かと話題となっている「五縁」ですが、私が思いだすのは、昨年のことです。
東京在住のM君から「KS49会」に参加しませんかとお誘いがありました。
M君は私と濟々黌高校、熊本大学の同級生です。聞きなれない名前の会であり、
どのような会なのか聞いてみると、「熊本の高校を昭和49年に卒業した人が東京に集まり、懇親会を開くもの。関西から来る人もいます」とのことでした。
丁度前日が姪の結婚式であり、私は大阪から出席する予定になっていました。
KS49会の懇親会場は東京であり、横浜から移動すれば参加できること、またM君と会えるのも楽しみの一つであり、参加の意思表示をしました。


さて当日会場に行ってみると、すでに数名の人が集まっています。M君も来ており主催者とも名刺交換をしました。主催者は熊本高校出身で、実は熊本高校東京同窓会の幹事になっているそうです。動員の為知っている熊高OBに参加を呼びかけたが、なかなかうまくいかないとのことでした。活動を続けていて彼が感じたことは「高校のつながりだけではインパクトがない、中学のつながりの方が大きいのでは、同じ中学出身者の言うことなら人は集まるのでは」ということです。今回のKS49会もその一環のようです。
名簿を見てみると、熊本高校、濟々黌、第一高校、九州女学院等の人です。出身中学を見ると、何と私と同じ宇土鶴城の女性が二人もいます。結婚した為でしょうか、姓は変わっていますが、名前はよく覚えています。というか子供の頃はみんな姓でなく、名前でよんでいたものですから、すぐにあの娘だなとわかりました。

 まもなくして二人が会場を訪れ、私は名前で「Sちゃん」「Kちゃん」と呼びました。二人も私のことを覚えており、48年振りの再会を喜び合いました。話は自然と熊本地震のこととなります。宇土市も被災しています。二人とも神奈川在住ですが、時折宇土市に帰っているとのことで、当時の小学校の担任の先生もご健在。ただし小学校の同窓会はやっていない様子でした。
その後二人とメルアド交換しましたが、私にはある考えがありました。もし同窓会をやっていないのであれば、我々3人で同窓会をやろうということです。小学校の担任の先生がとてもいい先生で、ご健在のうちに是非会いたかったからです。
KS49会が終了したあとも二人とは頻繁に連絡を取り合いました。その結果翌年の3月に、宇土市にて宇土小学校同窓会が実現しました。同窓会といってもKS49会に参加した3人と宇土市にいる2名と担任の先生の6名という小規模のものです。


 担任の先生も「こぎゃん嬉しかこつはなか」ととても喜んでおられました。いつになるかはわかりませんが、次回はもっと大規模な宇土小学校同窓会をやろうと思っています。残念ながら宇土小学校は移転済でした皆が通った宇土幼稚園は残っています。

このように、私自身の実感したご縁を繋ぐということの楽しさをたくさんの人に経験して欲しいと思います。来たる9月8日(土)に開催される関西武夫原会総会・懇親会に、ご友人、ご家族はもちろん、お知り合いならどなたでも大歓迎です。是非、皆さんご一緒の参加をお待ちしています。

そして、たくさんのご縁を見つけてください。

第53回 熊本大学関西武夫原会総会・懇親会のご案内