2020年

第56回武夫原ゴルフ定例コンペ 開催報告

2020年12月7日(月)六甲カントリー倶楽部にて第56回武夫原ゴルフ定例コンペが開催されました。
12月とは思えない好天に恵まれ、紅葉も残る中、総勢12名の参加です。
常連の方、久し振りにご参加される方、お怪我から復活参加される方など様々な方がおられます。
今回の優勝は若手のKさんで、新しい風を感じる活躍でした。
尚次回コンペは令和3年3月の予定であり、できるだけ多くの皆様のご参加を心からお待ち致しております。

2020 秋 武夫原会ハイキング 摩耶山

S54年卒   松 田  亨
 
2020年11月8日(日)秋晴れの中、武夫原会ハイキングが開催されました。
今回は神戸の摩耶山で、参加人数は9名です。
JR三ノ宮駅からバスで摩耶ケーブル下駅まで移動してロープウエイに乗り換え。
散策コースは掬星台(展望&昼食)→森の小径→オテルド摩耶→摩耶天上寺→自然観察園→掬星台です。
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皆さん日頃の行いが良いのか、11月にしては暖かい日差しに恵まれたまさにハイキング日和という感じです。
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神戸を一望できる場所で頂くお弁当がとても美味しいのと、メンバーの楽しい会話に時間がたつのを忘れてしまう一日でした。

おうち時間で書を楽しむ

1992年卒 松本博子
 
 皆様お元気でいらっしゃいますか。新型コロナウイルス感染症の流行により、自宅で過ごす時間が長くなりました。今夏まで在宅勤務が続き通勤時間が不要になったことと、休日も外出を控えたので、趣味の書の師範認定試験に挑戦しました。郵便で師匠の添削指導を受けながら、古典の臨書や提出する課題にじっくり取り組んだ結果、秋に合格の知らせをいただきました。
 書道は幼稚園から高校まで13年間習字教室に通ったものの、熊大に入ってからは他に楽しいことも多くて中断していました。40代になり、子どもの頃同じ教室に通っていた友人から誘われたのを契機に、再び筆を執りました。
 日本の書は現在、漢字▽かな▽大字書(大きな紙に大きな字)▽近代詩文書(歌詞や俳句など。漢字かな混じり)▽前衛(抽象絵画のような書)▽篆刻・刻字(雅印、看板、彫刻のような立体作品など)の分野があります。今夏は感染防止のため開催できませんでしたが、全国10会場で開かれる「毎日書道展」では各分野のトップクラスの現代書を見ていただけます。
 私が取り組んでいる分野は漢字です。古典の漢詩や、禅語から選んだ言葉を草書で書いています。子どもの頃の習字は半紙にきれいな文字を等間隔に書いていましたが、大人になって取り組んでいる作品づくりはアートに近いものです。
 垂直の中心軸はそのままで、墨の潤渇、文字の形や大小、左右上下のバランスに変化をつけてデフォルメし、文字を立体的に見せます。書き上げて雅印を押すと、白と黒の世界が口紅を差したように華やぎます。 
 
 師匠は「余白の美」ということを言われます。鑑賞のポイントとしては墨線の軌跡の美しさに加え、余白に目がとまるようになると良いそうです。心に響く言葉や漢詩を書いて、掛け軸にしたり、額におさめたりして、季節に合わせて楽しみます。外国の方のように、洋室でも構わずに壁に掛け軸を掛けています。
 いつも書作品にできる漢詩や言葉を探しているので、テレビやネットで中国語圏の歴史ドラマを見ていても、室内を飾る書や、木簡、布に書かれた文字に引きつけられます。台詞に出てきた漢詩の一部をスマホで検索して原典を確かめ、ウエブ辞書で意味を調べるのも簡単な時代になりました。新聞小説に出てきた漢詩が、実在するのかを調べて作品にしたこともあります。
 今年50歳になりましたが師匠は「まだ95歳までは書ける」と言われます。奥深い書の世界も、元気ならあと45年あると思えば、前に進む勇気も湧いてきます。外出自粛により、家で楽しめる書の魅力を再発見できました。

熊本大学関西武夫原会 秋のハイキング(摩耶山 らくらくコース)ご案内

 高く青々とした空、その大空をキャンバスに、雲は伸びやかな造形に余念がありません。この思いもよらないコロナ禍のもと、我慢したり工夫したりしているうちに、いつしか実りの秋となりました。 恒例の「秋のハイキング」。実施できることを心から願いながら、今回は「摩耶山」を考えております。六甲山地の中央に位置し、標高約700メートルの独立峰摩耶山は、古くから霊山として人々の信仰の対象とされてきました。ケーブル&ロープウェイを利用する、らくらくハイキングです。感染予防に気を付けて、楽しい秋の一日を! 皆さん誘い合ってお出かけください。

1. 日   時 令和2年11月8日(日)
2 .集合場所・時刻  JR三ノ宮駅 西口(姫路方向) 10時20分
3. アクセス(例) JR大阪(9:45)➡JR三ノ宮(10:06)
4. 行   程 市バス18番(摩耶ケーブル経由JR六甲道 10:37)
➡ケーブル&ロープウェイ➡散策
※70歳以上は高齢者割引運賃 年齢確認できるものを! 
5. 持 ち 物 弁当、飲み物、(お茶、お好みのアルコール飲料)、おやつ、敷物など 
【連絡先】参加希望の方は、10月31日(土)までに係にご連絡ください。
岡 本  敏 秀  090-3352-6979

「花の香」と田中城跡

平成26年卒(平成28年院卒) 永野 弘明
 
 皆さま、こんにちは。猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
 私はというと、この暑さに負け先日近所の居酒屋で1人暑気払を実行(もちろん新型コロナウィルスに十分気を付けてですが…)。嬉しいことに、何とそこには熊本の日本酒「花の香」が置いてありました。キレのある美味しいお酒です。
 私は「花の香」を飲みながらしばらく帰れていない故郷に思いを寄せ、田中城跡のことを思い出しました。というのも、花の香酒造株式会社さんは熊本県和水町(旧三加和町)の酒造なのですが、その近くに田中城跡があるのです。

 田中城は肥後国人和仁氏が拠点とした城で、天正15年(1587)に勃発した肥後国人一揆の際には豊臣秀吉方の軍勢に対し、和仁氏が2カ月以上籠城し抗戦を続けたことで知られています。現在は国史跡に指定され、整備・保存されています。
 私が田中城跡を訪ねたのも2018年の非常に暑い夏の日でした。城への登り口を見つけるのに少し苦労しましたが、入ってしまえば空堀や曲輪の跡を確認でき、主郭の広さも十分、分かりやすい解説板も充実しています。また、田中城跡の西側崖面には室町~戦国期と推定される「摩崖仏」も。
 熊本の歴史と言えばどうしても加藤清正に目が行きがちですが、県内各地に様々な歴史があります。田中城跡もこうした地域の歴史に触れることができる貴重な場所の1つですね。
( 2020年8月18日記す )

故 谷正道顧問を偲んで

関西武夫原会 本島昭男
第52回総会時(2017.9.9)
 この度、第1回生(昭和28年卒)谷正道顧問の訃報に接し、心よりご冥福をお祈りいたします。
 関西武夫原会のスローガン「5縁(血縁・地縁・学縁・社縁・趣縁)を通じて若手に繋ぐ」をいつも念頭に気を配られ、お元気で活躍されておられたお姿が思い出されます。
そして最後となった2019年(令和元年)の総会・懇親会には娘さんと以前当会のお手伝いして頂いていた事務所の田中さんと三人でご一緒に出席して頂きました。お陰様で第1回生(昭和28年卒)から第67回生(平成31年卒)まで親・子・孫世代が一堂に会することが出来ました。       
第54回総会・懇親会(2019.9.7) 前列:田中さん、娘さん、谷顧問

 私が1987年(昭和62年)、関西に来た当時、会社の先輩が事務局長でしたので、その縁で私も同窓会のお手伝いをすることになりました。幹事会も谷法律事務所でもたれ、会議の後はそのまま事務所がちょっとした懇談の場となり、幹事諸氏のより一層の意思疎通をはかることができました。その折の谷会長の若々しいお姿が目に浮かびます。昭和、平成から令和の時代でも常に笑顔で長きに亘り後輩を育てて頂きました。
開会挨拶(1990.11.9) 第1.2.3.回生(2010.10.23) 第67回生(2019.9.7)
 
 2011年(平成23年)は関西連合同窓会設立にもご尽力を頂きました。学部の枠を越えた同窓生の横断的な交流、連携及び親睦と、熊本大学との連携及び協力を緊密にし、熊本大学の発展に寄与するために設立されましたが、第1回は谷口学長を初めとして大学や他支部からの来賓を多くお迎えし、その応接にお忙しいながらも東京武夫原会の九鬼会長と歓談されたりして楽しんでおられました。我々関西武夫原会の会員も大学の先生方や他支部、他学部会員との交流を大いに楽しみました。  その関西連合同窓会は一昨年で6回を数え、毎回200名ほどの参加者で賑わっています。      
        
 2012年(平成24年)、熊本大学の発展または社会からの理解促進につながる顕著な功績のあった卒業生に対し、熊本大学長が表彰する制度が設けられました。
第1回表彰式が熊本大学ホームカミングデー開催にあわせて実施され、関西武夫原会からは第1回生・谷 正道氏と第3回生・川添 正實氏が熊本大学同窓会連合会及び学部同窓会の活動に顕著な貢献をなし、大学の発展に寄与した者として栄えある学長表彰を受けました。
   
 
 1966年(昭和41年)6月に創立した関西武夫原会は毎年1回総会懇親会を開催しており、2016年(平成28年)に50周年記念大会を迎えることができました。その記念すべき総会においても顧問として、また第1回生としてご出席頂き、新卒の第64回生と共に1回生から新卒64回生までを繫いで記念総会に華を添えてくださいました。  

 関西西武夫原会は、50年以上も前に谷顧問をはじめ先輩諸氏により設立されました伝統ある同窓会組織です。
また熊本大学の同窓会の中でも、会員同士のつながりが大変強いと定評があります。これからも伝統を引き継ぎ「5縁」や「絆」の精神を大切に発展していくことでしょう。谷顧問、長い間ありがとうございました。

熊野古道の歩き方(その2)

昭和59年法学部卒 千足裕一
 
③2020年6月5日 継桜王子~発心門王子 22.1km
 県境越えを控えていたのでしばらく振りの古道歩きです。
 出発点は熊野本宮大社になるので大阪から奈良の五条に出て168号線を下ります。168号線はずいぶん改良が進み、所要時間はかなり短縮されています。
本宮大社前の駐車場(無料)に駐車し、8時5分発の紀伊田辺行きのバスに乗り出発点の野中の一本杉バス停に向かいます。料金は890円です。
 この日のコースは、前回より更にアップダウンのあるハードなコースです。途中の小広王子から発心門王子までは山中を歩くためエスケープできません。実は、コロナ禍の自粛明けで久々の活動ということと暑さに負けて発心門王子でダウンしバスで熊野本宮に戻りました。料金は470円です。
 発心門王子まででも16km約6時間の行程です。自動販売機は発心門王子まで無いので夏場は水を2ℓくらいは持参した方がよいと思います。金剛山登山くらいでは水を2ℓも用意しないと思うので、しんどさがわかっていただけるかと思います。
 
古道らしい山道
厳しい登りが続きます。
もふもふのベンチ 足を浸して休みます。
 
④2020年6月27日 熊野本宮~湯峰温泉~発心門王子~熊野本宮
 前回、残した発心門王子から本宮大社を歩き通してきました。
 今回も168号線を車で南下しました。朝7時に出発。熊野本宮大社から湯峰温泉での大日越は1時間ほどの山越えです。湯峰温泉は日本最古の湯(諸説あり)として知られる温泉地ですが、ここを横切る形でスルーして赤木越ルートへ坂を登ります。赤木越分岐を折り返し、発心門王子から熊野本宮大社まではほぼ下り坂です。途中に眺望のきく場所も多く尾根道歩きもあり楽しめる道でした。ぐるっと一周17km約7時間の行程です。 
 
朝イチからの急登 湯峰温泉 百前森山と果無山脈 大斎原の大鳥居
          
 これで、紀伊田辺駅から熊野本宮まで64.9kmの道のり踏破です。コロナ禍の影響で外国人観光客は見かけません。基本、熊野三山へ向かう一方通行なのですれ違いも少なく歩けます。熊野本宮大社にはそこそこの人出がありました。また、和歌山県は大粒の土砂降りの雨が降ることも多いので天気予報には注意しましょう。

訃報

谷正道顧問 ご逝去
 
令和2年8月17日谷正道顧問(第1回 S28卒)が90歳にて永眠されました。
谷顧問は熊本大学関西武夫原会発足当初の昭和41年から平成22年度まで、会長として会の発展にご尽力いただきました。関西での熊大同窓会はおそらく前例がなかったことでもあり、発足当初から大変ご苦労をなさったと聞いております。
会長ご退任後も顧問としてご活躍頂き、昨年の総会・懇親会でもお元気なお姿でした。
これまでの功労に対する深い感謝の念とともに、心から哀悼の意を表します。
熊本大学関西武夫原会
会長 児倉 静二