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「令和4年度熊本大学卒業生表彰式」に出席して

1970(昭和45)年 法文学部法科卒業  太田恵太郎
 

 
 11月5日(土)熊本大学にて、学園祭(「紫熊祭」)とホームカミングデーが開催される中、「令和4年度卒業生表彰式」が行われました。今回、思いがけなく受賞者として出席させていただきました。多くの先輩諸氏を差し置いての表彰にいささか戸惑いながら5年ぶりに表門(「赤門」)をくぐりました。
 
 表彰式までの時間、真っ先に復活した五高記念館に足を運びました。赤煉瓦の優美な姿に歴史の重みを感じます。次に夏目漱石の銅像・碑・句碑に向かいました。「秋はふみ 吾に天下の 志」の句碑に偉大な先輩方から脈々と受け継がれてきた思想哲学を肌で実感できました。
 
 今回表彰を受けたのは15名、うち武夫原会からは2名。小川学長から一人一人に賞状と記念品を頂きました。私の場合、玉名市のナルセ機材有限会社(鳴瀬益幸社長)の「ワンペダル」支援活動や講演活動(2017年6月24日の法学部、文学部共催の武夫原会講演会、2018年9月8日の関西武夫原会講演)他多くの中小企業の経営支援活動を評価していただきました。
 その後の記念撮影に続いて、昼食懇談会が行われ、村田武夫原会会長、水元文学部長、大日方法学部長らと楽しい時間を過ごさせていただきました。
 
 午後からはホームカミングデーに参加いたしました。3年ぶりの開催でした(第15回)。小川学長から熊本大学の現状と将来についての報告がありました。目指す大学改革の方向性、学長のビジョンとリーダーシップに明るい未来を感じました。特に印象に残ったのは、①産学官に加えて金(金融機関)との連携強化、②半導体・デジタル研究教育機構(仮称)の設置拡充の構想、③国際マンガ学教育センターの地域・海外を巻き込んだ取り組みです。
 
 一日熊本大学黒髪キャンパスの空気を吸って、日頃の武夫原会会員としての自覚の足りなさを反省した次第です。今回このような機会を作っていただいた皆様方に心より感謝申し上げます。
表彰式 懇談の様子