学校近況報告

岩倉高校での養護実習を終えて ~日本体育大学 山中梨乃 さん(平成28年度岩倉高等学校普通科卒業)~

①実習生・山中梨乃さんより
 私は今回の養護実習に臨むにあたり、教育現場における「実践的な学び」をしたいと考えておりました。
保健室運営を中心に、新型コロナウイルスの影響で精神的な悩みを持つ生徒も多いと考えており、そのような生徒にどのような対応をしているのか。また、新型コロナウイルスの感染拡大予防・対策を学校ではどのように行なっているのかについてです。
 実際に、岩倉高校では生徒及び教職員の感染拡大予防・対策として様々な取り組みが行われていました。
生徒及び教職員の健康、安全のもとで、学校運営がはじめて実現するということを改めて実感しました。
私自身も実習生として、そのような業務に多く携わらせていただきましたが、新たな気づきもあり、毎日が新鮮で実りの多い実習となりました。
今後は、今回の実習での経験を十分に活かし、実践的な知識、スキルを身につけた養護教諭を目指して頑張りたいと思います。
昨今の学校を取り巻く様々な状況下で、実習を受け入れて下さった母校・岩倉高校に感謝するとともに、11月に予定されている保健体育の実習では、一層成長した姿を見せたいと思います!

②生徒からの声
  •  私は山中先生の授業を受け、今まで知らなかった多くのことを学ぶことができました。捻挫のメカニズムやその危険性、また対処法などを理解することができました。さらに、PRICE処置を教えていただき、正しいアイシングの方法も知ることができました。
     私は現在、陸上競技部に所属しています。運動と怪我は切っても切れない関係にあると思います。大切なことは、怪我をした際に、適切な処置をすることができるかどうかだと思います。今回の山中先生の授業を通して学んだことを、ぜひ実践していきたいと思います。
    (陸上競技部男子 2年生)
  •  私は山中さんの授業を通して、自分自身の生命を守るために大切なことを学ぶことができました。
    今年は例年よりも暑く、熱中症の対策にはより一層万全を期す必要があります。一方で、新型コロナウイルスの感染症対策として、日々マスクを着用して生活しなければなりません。この二つの対策をどのように行うのが適切かを、知ることができました。また、アイシングの重要性及び適切な方法を学ぶこともできました。今後は、怪我をしない活動を前提としながら、万が一怪我をしてしまった場合は、落ち着いて正しいケアができるようにしていきたいです。
    山中先生、実習お疲れ様でした!ぜひ部活動にも遊びに来てください!
    (陸上競技部女子 2年生)

③先生方からのエール
  • 母校となる岩倉高校での養護実習はいかがでしたか。コロナ禍での実習でしたので不安な部分もあったでしょう。毎日のように朝の正門指導をしていただき、本当に助かりました。高校生のころには、何も考えずに入ってきた正門も、迎える立場となると随分気持ちが違ったと思います。後半戦11月保健体育の実習ではどのような姿が見ることが出来るのか楽しみにしています。
  • 7月中旬、2年生の数学の授業中、女子生徒の具合が悪くなったとき、駆けつけて下さって、本当にありがとうございました。迷わず東館から保健室まで、おんぶで運んでいただきました。あのときの山中先生の判断力・行動力は、生徒も私も、けして忘れることはありません。生徒たちから学ぶことが多いと感じている今日この頃。実習生である山中先生からも大切なことを教えていただきました。11月からの実習でも、山中先生からパワーをいただこうと考えております!おつかれさまでした。
  • コロナ禍という大変な状況の下での実習は大変だったと思います。今回は養護教諭という立場でしたので、学校は、「生徒-教員」だけではないということを学ぶことができ、一歩引いた目線から学校を知るいい機会になったのではないでしょうか。
    次回の教育実習ではクラス運営等から学ぶことも多いと思います。
    今回はあまり関わりを持つことは出来ませんでしたので、次回は元担任としても、先輩教員としても、相談に乗りますので、いつでもきてください。
    こちらの立場から徹底的に指導しますよ!笑
    ひとまず、今回はお疲れ様でした!

④指導担当・金澤先生より
高校の卒業式で「養護実習に戻ってくるので待っていてください」と巣立っていき、約束通り立派な大学生になって戻ってきてくれました。
高校時代から変わらぬ明るさと、どんな立場の人にでも分け隔てなく平等に接することができる山中先生は、実習中もコロナ禍で体調不良、メンタル不調になった生徒にやさしく温かく接してくれました。私も、彼女が実習に来てくれたおかげで元気をもらった気がします。
常にメモを取り、何でも質問し、チャレンジしようとする姿はきっと高校生の憧れの先生になったと思います。
さすが岩倉高校の歴史に残る女子一期生、期待通りの活躍でした!

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