同窓会概要

同窓会会長挨拶


楽しくご参加いただける同窓会を目指して

 同窓生のみなさま、日頃より同窓会活動にご理解、またご支援を賜りまして誠にありがとうございます。岩倉高等学校同窓会会長の内田宜克と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
私は、1984年度の卒業生であり、卒業してから40年が経ちました。
在学していたころは、JR上野駅の入谷口はなく、浅草口から通っておりました。
また、学校周辺にはたくさんのオートバイ販売会社があり、免許を取得すればオートバイに乗れる環境でありました。しかし、当時の校則で免許取得は認められておらず、憧れのオートバイを見ながら三年間通いました。また、学校近くには「紅や」という弁当屋が岩倉高校の生徒で繁盛しており、学校裏には小さな駄菓子屋があり、私たちは「裏店」と呼び、部活が終了するとその裏店で空腹を満たしておりました。今となっては時代も変わり、学校周辺も学校校舎も変わりました。
 
 さて、同窓会の活動ですが、同窓生のみなさまが楽しくご参加いただけるような企画を考えております。文化祭の「岩倉祭」では同窓会ブースを設け、同窓生の交流場所を提供、またグッズの販売などをしております。
「ホームカミングデイ」では、卒業年度で分けますが、学校へお越しいただき、同じ年代のみなさまの交流の場の提供や、吹奏楽部の演奏をお聞きいただくなど、楽しく過ごしていただければと思います。
また、昨年大好評でありましたバスツアーを、今年も企画してまいります。
 
 同窓会役員幹事は、昭和の卒業生から平成、令和の卒業生まで様々です。ベテランと若い人の知恵や考えを融合させ、また、学校にもご協力いただき、これからもよりよい同窓会を作ってまいります。
同窓生のみなさま、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
 
岩倉高等学校同窓会
会長 内田 宜克
 

学校長挨拶

 
未来進化型のコンヴィヴィアル・スクールを目指して

 同窓生の皆様には、常日頃より多大なご支援とご協力を賜りまして、誠に有り難うございます。また、すでに同窓会の皆様には教育にも参画していただいております。2022年度から始まった「同窓会ジョブカフェ」(在校生の就職支援イベント)がその一つの証左です。衷心より感謝申し上げます。
 皆様ご承知のように、3年後の2027年に本校は創立130周年を迎えます。これを画期として、今年から教育改革に着手いたしました。その目指すところは、「未来進化型のコンヴィヴィアル・スクール」です。コンヴィヴィアル・スクールとは、「開かれたコミュニティの中で人と人とが出合い、協働し、楽しみながら新たな文化を共創し、発信していく学校と位置づけています。平たく言えば、それは、「仲間とともにワイワイガヤガヤ、楽しみながら共に成長し、共に新たな価値を創造していく学校」のことです。現在の教育目標、いわゆる岩倉スピリットを追求していけば、自ずと楽しい学園、活気ある学園が実現されると信じています。
 この教育改革については、IWAKURAの頭文字のIをとって、「I」の改革 と名付けて、昨年度から立ち上げた「将来構想検討委員会」を中心に、いろいろなことを検討し始めています。「I」の改革の源流となっていますのは、同窓生の皆様方が代々引き継ぎ発展させ、育まれてこられた岩倉高校を愛する心、「岩倉愛」であります。この岩倉愛をもとにIwakura-ismとして新たな価値を創造していく所存です。
 そして、本校が伝統的に持ち続けている“DNA”にもこだわりたいと思っています。そのDNAとは何か。主に次の三つの要素からなっています。
一つ目は、本校の名前にもなっている岩倉具視が「鉄道の重要性」と「未来社会を変えうる人材育成の重要性」を当時の政府に訴え求めた精神(いわば建学の精神)です。それを端的な言葉で言い表せば、洞察力、構想力、そして大胆な行動力です。
二つ目は、本校のロケーションです。150年前に欧米各国を訪問した岩倉使節団の「世界を知り、日本らしく進化するための構想を描き、美と伝統、知識と技術の重要性」を体現したのが上野公園であり、そこに隣接した現在の位置に学校があることです。本校がこの地にあるのは偶然ではなく、先の岩倉使節団の遺志を引き継いでいるものと考えています。すなわち、文化と創造の地にある学校であるということです。
そして、最後の三つ目は、金東先生の校訓「正心第一」(つまり「八正道」を通じた人間形成)により、主体的思考力と行動力、他者に対する豊かな共感力が強化されたことです。   
皆様の期待は母校の発展にあると心得ております。同窓会の皆様のお力添えをいただきながら、さらに、人間的雰囲気に満ち溢れ、温かく、そして楽しい学校に、すなわちコンヴィヴィアル・スクールとなるように発展させていきたいと考えておりますので、今後ともご支援、ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 末筆ながら、同窓会の益々のご発展ならびに同窓会先輩諸氏のご多幸とご活躍を祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。
岩倉高等学校
校長 森田 勉