同窓会概要

同窓会会長挨拶

 岩倉高等学校同窓会は、母校のニ科制・男女共学化を機に校長先生はじめ教職員の皆さま、母校を愛する卒業生の皆さまの協力で発足して早8年が経ちました。

 同窓会発足時からの足立勝男会長ご退任に伴い、今年度より同窓会会長を拝命しました阿部達郎と申します。何卒、宜しくお願い申し上げます。尚、足立勝男様には、本会顧問として引き続きご指導頂きます。

 母校は、1897年(明治30年)鉄道界の恩人、岩倉具視公の名前を冠する鉄道学校として開校し、本年創立125周年の伝統校です。

 私たちは、この伝統に両手を伸ばしても手が届きませんが、しかし、今を生きる者として未来に繋げる責任があると考えます。

 卒業生の皆さまにお願いがございます。皆さまのお住まいの地域で、お勤めの職場で、岩倉高等学校の「窓口」になって頂きたいと思います。お若い方には、難しく思われることと存じますが、皆さまのアイデンティティに少しの母校を愛する心、母校を卒業したことを誇りに想う心があれば、それで十分です。その心は、年輪の如く大きく成長します。

 3年前、神宮球場で母校を応援する高齢の紳士に出会いました。母校の勝利に歓喜沸く吹奏楽部の演奏に校歌斉唱。満面な笑顔の紳士は、何と先輩だったのです。
今年は米寿とのことです。大きな年輪の先輩にリスペクトし、甲子園での再会を誓いました。

 母校の伝統に感謝し、卒業生の皆さまと共に未来に感動したいと願って止みません。同窓会発展のため、今後共、卒業生の皆さまのより一層のご支援とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。

 
岩倉高等学校同窓会
会長 阿部 達郎

 

 

学校長挨拶

 
発展に向けて、さらなるご支援を

 同窓生の皆様には、常日頃より学校に対し多大なご支援とご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。

 また、昨年4月の校長就任以来、継続しているコロナ禍において多くの制約を受けながらも、ここまで大きな事件や事故もなく、教育活動を進めることができております。これも同窓会の先輩方々に、陰になり日向になりサポートしていただいているおかげであると、心より感謝しております。

 皆様の期待は母校の発展にあると心得ております。本校では、「仲間とともに主体的に学ぶ、考える、創造する、そして行動する力を育てる」ことを教育目標としています。これは、先輩諸氏が築いてこられた伝統に未来志向の息吹を加えて定めたものです。これを「岩倉スピリット」と称して、いろいろな機会に内外に発信しています。このスピリットは、謂わば皆様から現在の生徒に脈々と伝わる本校の“DNA”と言ってもよいわけです。皆様の後輩たちがこの精神を存分に発揮して未来社会で活躍することが、本校の発展にもつながるものと信じています。

 今年で本校は創立125年目を迎えています。5年後の創立130周年に向けて、この5月に「創立130周年記念事業企画準備室」を立ち上げました。現在のところ、この準備室は本校の教職員で構成されています。130周年を期し、さらに本校を発展させるべく、教育内容充実に向けて私たち教職員が努力することは勿論のこと、同窓会の物心両面にわたるご支援が必要不可欠であると考えます。これまでの長い歴史の中で、多くの先輩諸氏がその時代々々の創意・工夫とご尽力により、創造と継承を積み重ねてこられ、つないでこられたDNAを現役の生徒たちに引き継いでいただければ幸甚です。

 今年度からは、同窓会の皆様にも本校の教育に対して直接的に関与していただく機会を増やしていく所存でおります。その第一弾として、6月3日の金東先生記念講話において、同窓会の新会長でいらっしゃる阿部達郎様に記念講話をお願いできました。今後とも引き続き、皆様の豊富な経験や知恵をお借りしたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 末筆ながら、同窓会の益々のご発展ならびに同窓会先輩諸氏のご多幸とご活躍を祈 念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。
岩倉高等学校長
 森田 勉