学校近況報告

岩倉高校での教育実習を終えて~日本女子体育大学 体育学部 運動科学科 スポーツ科学専攻 小河原由紀奈さん(平成28年度岩倉高等学校普通科卒業)~

①実習生・小河原由紀奈さんより

 私は今回の教育実習で「生徒一人一人の関わり方」について学びたいと考えて実習に臨みました。大学に入学した当初から、生徒一人一人にあった指導をしたいと考えていたので、実習ではそのことを学べる場となりました。実際、実習での先生方を見ていると生徒一人一人の性格の違いをきちんと理解し、生徒の目線を合わせ、生徒の立場に立って指導していました。ここまでに至るのに、生徒とたくさんコミュニケーションをとっている場面が多く見られ、コミュニケーションをとることで生徒が何に悩んでいるのか等も含めて聞くことができ、性格も理解できていくのだなと学びました。
また、授業の面では生徒が楽しいと思える授業や興味が出るような授業を心がけ、教材研究や先生方の授業見学を行い、自分の授業に活かせるものはないかと研究をしていきました。しかし、うまくいかないことの方が多く、ご指導していただいた部分が直らなかったりと、沢山悩み、様々な方向から自分の考えた授業を見直したり、指導教員の先生や授業を見に来てくださった先生方にアドバイスをいただいたりして3週間やりきることができました。生徒に「先生みたいな体育の先生になりたい」と言われた時は、非常に嬉しかったです。
憧れの先生がいる岩倉高等学校で教育実習ができたこと、教科の面だけでなく生徒指導、進路指導の面も学ぶことができ、濃い3週間を送ることができました。コロナ禍の中、教育実習を受け入れていただいたこと非常に感謝しております。この実習で学んだことをきちんと今後に活かしていきます。ありがとうございました。

②生徒からの声
 先生は、生徒一人一人に平等に接してくれて、色々な話をしてくれたり、ノリがすごい良くて、いつも楽しかったです!!徐業では、細かい点なども、わかりやすく説明をしてくれて、フットサルを今まであまりやったことがない人でも、理解しやすい内容だったと思いました。先生はフレンドリーだし、授業もわかりやすく、絶対に生徒に好かれる先生になれると思うので、ずっと今のままでいてください!!3週間という短い間でしたが、ありがとうございました!!     (3年総進 男子生徒)
 
 先生は、いつも元気で生徒を平等に見てくれました。授業で、みんなに聞こえるように話したり、ホワイトボードを使って丁寧にわかりやすく説明してくださいました。ノリも良くて話しやすく、授業をしている姿がとてもかっこよかったです!
ありがとうございました!    (3年総進 女子生徒)

③在学中の担当の先生方より
北原先生
高校生の時から夢に見ていた教壇についに立てました。高校時代から変わらない真面目な性格から、実習期間で上手くいかないことに日々悩んでおりましたね。それでも何とか自分の力で乗り越え、最後の研究授業をしていた姿を見て、胸がいっぱいになりました。まだスタートラインに立ったばかりです!これからもっと輝けるよう、楽しみにしています。

藤泉先生
「毎日が楽しいです!」教育実習中に笑顔でそう話す小河原先生の姿がありました。小河原先生は高校生の時から笑顔の絶えない性格で周りの友達からも信頼されていました。教育実習中もその笑顔で常に全力で取り組み、毎日多くのことを吸収しようとする姿勢はさすがの一言です!この実習期間に経験したことはきっと今後の小河原先生の成長に繋がってくることと思います。いつまでもその何事も学ぶ姿勢を忘れずに頑張っていって下さい。くれぐれも体調にはお気をつけ下さい。3週間の教育実習、お疲れさまでした!

山田先生
在学中は悩みを抱えることもありましたね。一年次の担任をしていましたが未だに多くを鮮明に思い出します。大学生となり成長した姿を見ることができ、自分も頑張らなければと思いました。また、大切な教え子が教壇に立ち一生懸命に生徒へ伝えようとし、それに対して「幸せ」かつ「やりがい」を感じると言った姿を見れたことは、非常に感慨深く涙が出る思いです。授業に関して悩むことも多くあったようですが、真面目で人懐っこく素敵な笑顔をもっています。そのキャラクターが存分に生かせた教育実習だったと思っています。今後挫けること、辛いこともあるでしょうがそれも人生です。前を向いて立ち直り、自身の成長につなげていってください。3週間の教育実習おつかれさまでした。私にとっても幸せな時間でした。ありがとうございました。

④指導担当の先生より
井上先生
岩倉高校在校生として男女共学1期生で入学し、いつかは教育実習生として、戻ってきてくれると願っていました。小河原先生の顔を見た時に、「いよいよそういう時がやってきたのか!」と、時の早さを感じました。クラス40人を前にHR活動や授業の中で、しっかりと注意が出来るようになっていたのが嬉しかったですよ。声を掛けるのも机間巡視をしながら、誰に対しても公平に接点を持とうとしてくれました。生徒が安心できる教員の姿なのだと思いますよ。実習最終日が近くなる事に、生徒達と会話をするシーンも増えて、年齢の近い小河原先生を姉のように慕っていました。早朝から退勤まで、岩倉高校に滞在していた時間が在学中よりも長く、また充実していたのかもしれませんね。社会人になればそれだけ責任が伴う事や「生徒(人)を育てる」この職業ならではの感慨深い一面を垣間見れたと思います。長い人生のたった3週間でしたが、これが小河原先生のこれからの将来の素晴らしいスタートになれば幸いです。自分の夢を叶えるためにも、それを楽しみにしている私達や生徒達の為にも、人生止まらずに動き続けてください!





 

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