学校近況報告

岩倉高校での教育実習を終えて~日本体育大学 臼倉 勝寿さん(平成27年度岩倉高等学校普通科卒業)~

①実習生・臼倉先生より
 私は、中学生の頃に「体育の教員になりたい」と夢を抱きました。そこから遠回り、また気持ちを保つことが困難な時期もありました。順調に物事が進んできたわけではありません。しかし、夢に拘り、信念を貫き、決定心を大切に日々過ごしてきました。そして私にとって、教育実習はやっとたどり着けた夢への大きな第一歩です。特別な思いを持った3週間でもありました。ですが実習は、失敗の連続でした。当初は自信の無さが言動として明らかになっていました。声量の無さ、その指摘を受け「経験を積んでいけば成長していく」そのような自己保身的な考えや行動がありました。確かに、経験を積み重ねれば成長していくと思います。しかし、教師が自身の成長や経験のために生徒の時間を犠牲にすることは健全ではありません。自信をつけるためには経験以外のもので補う必要がある。と指摘を頂き、学ぶ意識、準備の質を変えました。PDCAサイクルを実行することで少しずつですが日々成長できていると実感しました。また、生徒とも積極的に関わるようにしました。私の担当クラスは、学校で接する時間が少ないため、休み時間を有効に使いコミュニケーションを取りました。その結果、多くの生徒に笑顔で楽しそうに接して頂き、また感謝の言葉を言って頂いたときは心から教育実習をして良かった、決定心を大切にしてきて良かったと改めて夢を抱けたことに私自身誇りを感じました。教育実習を通じて得た知識、授業を展開していく上での技術を最大限発揮し、教壇に立つという教員自身が立派な教材となっていけるよう、まだまだ課題はありますが日々向上していきたいと思います。今回の実習を受け入れて下さった岩倉高校教職員の方々、保健体育科の教職員の方々に感謝申し上げます。

②生徒より
 スポーツをしているものとして本当にためになるお話をたくさんして頂きました。特に「決定心」という言葉は心に残っています。夢を叶えるためにどんな困難があっても挫けないと聞き、自分もまた夢に向かって頑張ろうと思いました。
 普段は生徒とのコミュニケーションを大切にしてくれて笑顔が絶えない先生でした。ONとOFFのメリハリをもって関わっていただき、クラス全体の雰囲気を明るくしてくれたり、話を聞いてくれたりもしました。ありがとうございました。
 スポーツマンとしての大切なことやこの先自分たちが進む道で一番大切な「決定心」など、I組一人一人に色々と大切なことを教えていただき、ありがとうございました。休み時間などは臼倉先生と話す時間も多く、とても楽しい3週間を過ごせました。

③指導教諭・鬼頭先生より
 3週間の教育実習お疲れさまでした。 臼倉先生は、持ち前に明るさで生徒に元気よく接していた姿が印象的でした。「教員になる」という明確な目標が、厳しい指摘にも耳を傾け、さまざまな助言を吸収しようという意欲に繋がっていることを感じました。 最後のHRでは、『欠定心(けつじょうしん)』についてご自身の経験をもとに生徒へ熱いメッセージを送っていました。その姿はまさに「教師」そのものでした。 今後の活躍を期待し、陰ながら応援していきたいと思います。

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