退職された先生方

【2014(平成26)年度】齋藤栄一先生

2015年04月01日(水) | コメント(6)

「きわむる学舎」を去るにあたって


 岩倉高等学校への奉職は昭和53年(1978年)ですから、37年間上野の地で過ごしたことになります。
 当時の校舎は4棟あり、うち2棟は戦前仕様のクラシカルな建物で、それらに囲まれる形で広い校庭があり下町的な雰囲気の中、そこには和気あいあいとした学園生活が広がっていました。生徒間だけでなく教員間でも交流が盛んで、教員草野球チームに参加し、荒川河川敷、正岡子規球場や浅草リバーサイドグランド、西東京グランドなどで汗を流し、交流を通じて先輩方から多様な生徒指導法を教わりました。

 学園生活で最も驚いたのは生徒の出席率です。本校の伝統ですが、当時全校生徒の3カ年皆勤率は90%を超えていたと思われます。ある年に受け持ったクラスの年間出席率は99%、欠席者はのべ10人を下回りました。在職期間中37回クラスを担任しましたが、後にも先にもこれ程のことはなく、大変な努力だっただろうと認識しています。これが普通に出来てしまうのが岩倉生のすごさです。
 奉職1年目の6月に欠勤したところ、担任するクラスの生徒から見舞いを受け、驚いている私に、「近くの専門店に来たついでに立ち寄りました」、と明るく挨拶され2度びっくり。友人の経営する店を紹介したことはありましたが、まさか上野から乗り継いで片道50分の在所まで、平日の授業終わりに訪れることができるとは…..驚きを超えていました。これは岩倉生の奥深さを知る契機となる出来事でした。
 当時、学校は知育徳育体育に力を入れており、合宿体験を義務付けていました。臨海学校は28年間、林間学校、スキースクールにもそれぞれ10年ほど参加し、生徒との交流を深めました。それがきっかけで80座を超えるほどの山登りに熱中することになるとは、当初思いもよりませんでした。スキーの滑走感覚は体に染みこんでおり、今でも瞬間よみがえることがあります。
 高等学校全国野球大会出場などたくさんの感動と感激は生涯の財産となりました。後を皆様に託します。皆様の支えがあってこそここまで来ることができました。情に厚い磯口先生と共に卒業できることをうれしく思います。感謝を胸に新たな一歩を踏み出します。長い間有り難うございました。
齋藤栄一

コメント 6 件

  1. 武田湧太より

    コメントにて失礼いたします。平成23年3月に岩倉高校を卒業した者です。
    高校2年生の時、担任教諭だった斎藤先生。
    進路に向けた下準備が始まり、一方で中弛みになりがちな一年間、いつも落ち着いた指導で、私達機械科の生徒を導いて下さいました。
    そんな先生が学校から去られたと知り、とても驚き、また去られる前に会いに行くべきだったと後悔しています。
    私は現在希望の進路に進み、見えない壁と戦いながらも毎日を過ごしています。
    いつかまた何処かで、胸を張って会えるように、私も頑張っていきます。
    本当にありがとうございました。そして37年間、大変お疲れ様でした。
    どうか、お元気でお過ごしください。


  2. 瀬口裕野より

    平成元年三月に商業科を卒業で、在学中写真部で大変お世話になりました。
    卒業後も学園祭で、何度もお会いできありがとうございました。当時の先生が減ることに寂しく思いますが、第二の人生を健康でいてください。


  3. 中村哲也より

    斎藤先生、本当に長い間お疲れ様でした。私は昭和53年機械科入学で先生が新任で着任されたとき、担任ではありませんが英語の授業でお世話になりました。かれこれ37年とは時の流れの速さに驚いています。私は岩倉高校卒業後、当時国鉄にあった中央鉄道学園大学課程に進学し技術者としての道をきわめることになりましたが、人生は山あり谷あり、どんな大変な時でも壁にぶつかったときでも今日迄乗り越えてこれたのは「きわむる学舎」で学んだ建学の精神「質実剛健・誠心第一」をベースに、勉学や学校行事を通して身につけた「ワンフォーオール(一人は皆のために)、オールフォーワン(皆は一人のために)」といった、クラス一体となり時には先輩・教師のアドバイスも受けながら協調、助け合いの精神で物事に取り組みやり遂げた達成感や成功体験を共有することによって、人格が形成されていったとても重要な3年間があったからにほかなりません。今から考えると、出席率90%超というのはそんなに凄いことだったのか?と改めて感じますが、今日の私が在るのは「きわむる学舎」の3年間が原点であったと常々感じています。先生、お体に気を付けて新たな第一歩をスタートして下さい。


  4. 遠藤 孝より

    斉藤先生、大変お疲れ様でした。昭和55年運輸科に入学の際に担任でした。現在の自分が有るのも斉藤先生のご指導のおかげかもしれません。また、弟ならびに息子も在学中は大変お世話になり感謝しております。身体に気をつけてお過ごしください。


  5. 遠藤宏幸より

    齋藤先生、こんにちは。
    ご無沙汰しております。
    平成元年3月 運輸科26学級 齋藤先生のクラスで卒業致しました。
    在学3年間大変お世話になりました。 
    職場には、私、26歳、19歳の後輩、計3人。 世代は違いますが、先生の担任でお世話になった仲間がいます。 
    37年間もの長い間、大変お疲れ様でした。
    どうぞお元気にこれからもお過ごしください。
    私たち3人、先生とお会いできる日を楽しみにしております。 


  6. 酒井勇輔より

    ご無沙汰しております、齋藤先生こんにちは。
    遅くなりましたが、齋藤先生長い間お疲れ様でした。
    2006年の自分が二年生の時担任をしていただきました。
    遠藤宏幸先輩のコメントの26歳と19歳の後輩の26歳の方です。
    自分がここまで来れたのも職場の素晴らしい先輩と出会えたのも齋藤先生のご指導のお陰だと思っております。
    ありがとうございました。
    どうぞこれからもお身体に気をつけてお元気にお過ごしください。
    またお会い出来るのを楽しみにしております。


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