学校近況報告
岩倉高校での教育実習生を終えて ~宇野 佑紀さん~ (2021年度普通科卒業)
2025年7月4日(金) | コメント(0)
大学学部 日本大学 文理学部
実習教科 地歴公民
①教育実習生 宇野 佑紀 先生より
まずはこの度、16名もの多くの実習生を受け入れていただいたことに大変感謝申し上げます。ありがとうございます。
私は、教員以外の進路を考えていないため、来年度から始まるであろう自分の教職人生を満足いくものにするための基礎練習としてこの実習に臨みました。特に私が教員になって大切にしたいことが2つあります。
1つ目は「生徒が面白いと感じる授業ができる教 員」になることです。地歴公民科の授業では知識伝達型の授業になりがちです。そうなると社会が嫌いな生徒は寝てしまいます。新学習指導要領となり「主体的・対話的で深い学び」が叫ばれていますが、私の授業ではなるべく知識伝達型の授業にならないよう毎授業でグループワークを2つ行っていました。しかし、論題を単純に決めるだけではうまくいきません。私はこの3週間で30回の授業を実施しましたが、前半はグループワークが上手くいかず悩みました。そのグループワークを通して何を学ばせたいのか?資料から読み取らせたいことは何なのか?を考えなければ生徒も話し合いの方向性が分からずグループワークが進みません。そこで授業準備の大変さを実感し、「先生は本当にすごい」という感情が湧きました。
2つ目は「生徒から信頼される教員」になることです。信頼される教員になるためには、生徒の相談に親身になって乗ることがその第1歩だと考えます。この実習期間中私は1年生のHRクラスに関わらせていただきました。1年生はちょうど来年度以降の学びに 向けて大学の系統分野別説明会が行われていたり、文理選択を行っていたりする時期でした。そこで、帰りの SHR の時間をいただき自分の経験を踏まえた大学選びや文理選択の話をしました。そのあと、生徒が個別に相談をしてほしいと言ってくることもありました。私自身岩倉生時代には、担任の先生に進路の相談を幾度となくしていたので、少し母校に恩返しをすることができた感じがしました。
また、私は岩倉在校時に陸上競技部に所属していたこともあり、ミーティング等に顔を出し、勉強とスポーツの両立についても話 をさせていただきました。その後、部活でも相談してくれる生徒がいてとても嬉しい気持ちになりました。
以上3週間の教育実習を通して学んだことはとにかく「先生はすごい」ということに尽 きます。授業準備・生徒指導・部活動指導・進路指導など先生の仕事をあげればとても多くの業務があります。そのすべてを体験できたわけではありませんが、実際の現場を知 り、多くの学びとすることができました。3年間通った岩倉高等学校で後輩たちに授業をすることが出来たこと、行事で盛り上がれたこと、生徒側ではなく、教員として運営に携わることが出来て良かったです。
最後に、森田校長先生を始め教育実習担当の先生、指導をしてくださった先生方に御礼申し上げます。ありがとうございました。
②担当教諭 石川 晋太郎 先生より
宇野先生は熱心に授業準備に取り組み、生徒の実態をよく考慮した教材づくりをおこなっていました。特に市民革命という抽象的・広範な内容を扱う中で、「なぜそれが重要なのか」「どのように現代につながっているのか」といった問いを意識した授業構成や当時の風刺画を使用した授業は、生徒の関心を引き出す上で効果的でした。説明の際には歴史用語だけでなく具体的な事例を用いることで、生徒の理解を助けていました。実習後半には、生徒からの質問にも落ち着いて対応し、双方向的な授業づくりを目指す姿勢が見られたことは大きな成長と言えます。
今後は、より教材研究を進めるとともに、生徒一人ひとりの反応を丁寧に汲み取る力を養っていくことで、さらなる授業実践を期待しています。今回の実習で得た経験を、将来の教員としての糧にしていただきたいと願っています。
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実習教科 地歴公民
①教育実習生 宇野 佑紀 先生より
まずはこの度、16名もの多くの実習生を受け入れていただいたことに大変感謝申し上げます。ありがとうございます。
私は、教員以外の進路を考えていないため、来年度から始まるであろう自分の教職人生を満足いくものにするための基礎練習としてこの実習に臨みました。特に私が教員になって大切にしたいことが2つあります。
1つ目は「生徒が面白いと感じる授業ができる教 員」になることです。地歴公民科の授業では知識伝達型の授業になりがちです。そうなると社会が嫌いな生徒は寝てしまいます。新学習指導要領となり「主体的・対話的で深い学び」が叫ばれていますが、私の授業ではなるべく知識伝達型の授業にならないよう毎授業でグループワークを2つ行っていました。しかし、論題を単純に決めるだけではうまくいきません。私はこの3週間で30回の授業を実施しましたが、前半はグループワークが上手くいかず悩みました。そのグループワークを通して何を学ばせたいのか?資料から読み取らせたいことは何なのか?を考えなければ生徒も話し合いの方向性が分からずグループワークが進みません。そこで授業準備の大変さを実感し、「先生は本当にすごい」という感情が湧きました。
2つ目は「生徒から信頼される教員」になることです。信頼される教員になるためには、生徒の相談に親身になって乗ることがその第1歩だと考えます。この実習期間中私は1年生のHRクラスに関わらせていただきました。1年生はちょうど来年度以降の学びに 向けて大学の系統分野別説明会が行われていたり、文理選択を行っていたりする時期でした。そこで、帰りの SHR の時間をいただき自分の経験を踏まえた大学選びや文理選択の話をしました。そのあと、生徒が個別に相談をしてほしいと言ってくることもありました。私自身岩倉生時代には、担任の先生に進路の相談を幾度となくしていたので、少し母校に恩返しをすることができた感じがしました。
また、私は岩倉在校時に陸上競技部に所属していたこともあり、ミーティング等に顔を出し、勉強とスポーツの両立についても話 をさせていただきました。その後、部活でも相談してくれる生徒がいてとても嬉しい気持ちになりました。
以上3週間の教育実習を通して学んだことはとにかく「先生はすごい」ということに尽 きます。授業準備・生徒指導・部活動指導・進路指導など先生の仕事をあげればとても多くの業務があります。そのすべてを体験できたわけではありませんが、実際の現場を知 り、多くの学びとすることができました。3年間通った岩倉高等学校で後輩たちに授業をすることが出来たこと、行事で盛り上がれたこと、生徒側ではなく、教員として運営に携わることが出来て良かったです。
最後に、森田校長先生を始め教育実習担当の先生、指導をしてくださった先生方に御礼申し上げます。ありがとうございました。
②担当教諭 石川 晋太郎 先生より
宇野先生は熱心に授業準備に取り組み、生徒の実態をよく考慮した教材づくりをおこなっていました。特に市民革命という抽象的・広範な内容を扱う中で、「なぜそれが重要なのか」「どのように現代につながっているのか」といった問いを意識した授業構成や当時の風刺画を使用した授業は、生徒の関心を引き出す上で効果的でした。説明の際には歴史用語だけでなく具体的な事例を用いることで、生徒の理解を助けていました。実習後半には、生徒からの質問にも落ち着いて対応し、双方向的な授業づくりを目指す姿勢が見られたことは大きな成長と言えます。
今後は、より教材研究を進めるとともに、生徒一人ひとりの反応を丁寧に汲み取る力を養っていくことで、さらなる授業実践を期待しています。今回の実習で得た経験を、将来の教員としての糧にしていただきたいと願っています。
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