学校近況報告

岩倉高校での教育実習生を終えて ~山下 紗希さん~ (2021年度普通科卒業)

大学学部 文教大学 教育学部 教育学科
大学学部 東京音楽大学 音楽学科
実習教科 国語

①教育実習生 山下 紗希 先生より
私は、2週間という限られた教育実習期間の中で、頼もしい先生方や温かい生徒たちに支えられながら、非常に多くの学びを得ることができました。
大学生の約4年間、私は卒業生チューターとして本校で働かせていただいています。そのため馴染み深い学校であり、生徒と1対1でコミュニケーションを取ることには慣れていたつもりです。しかし、HRや授業では、学級全体に発信しなければなりません。机間巡視で個々にコミュニケーションを取ることは比較的できました。しかし、全体への的確な指示には自信がありませんでした。そこで、私は生徒とできるだけコミュニケーションを取り、まずは個々の特徴や学級全体の雰囲気を掴むこと、そして自分の設計した授業にその学級や生徒の特色を組み込むことを心掛けました。
担当させていただいた学級が3年生ということもあり、チューターでの経験を活かして進路のサポートも沢山させていただきました。生徒の話をよく聞き、生徒の頭の中にあるものを引き出して言語化していく作業を共にすることで、より良い信頼関係を築くことができたと思います。
教科指導では、合計4クラス、計23回授業をする機会をいただきました。生徒の皆さんにできるだけ長編小説や漢文への嫌悪感を抱かせないように、言葉を尽くして教えようとしました。目の前の生徒の反応を見て授業を進めるのは難しく、プランを練っては改善することを繰り返しました。その結果、試行錯誤を重ねるうちに生徒の反応も良くなり、生徒が積極的に取り組んでくれてとても嬉しかったです。生徒の皆さんが私を受け入れてくれて、沢山話をしてくれて、忙しいながらも楽しく充実した日々を過ごすことができました。
最後に、教育実習を快く受け入れてくださった岩倉高等学校と、親身になって指導してくださった田中聡一先生に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
 
②担当教諭 田中 聡一 先生より
山下さん、2週間の教育実習お疲れ様でした。夏休みからの事前準備も含めると約2ヶ月の期間、実習へ向けて努力をしてきたことと思います。在学中と変わらず、何事にも真面目に取り組む姿を見て、先生自身も改めて初心を思い出すことができました。今回の実習を通じて、多くの「気づき」があったかなと思います。その「気づき」を素直な気持ちで受け止め、ぜひ今後に生かしてください。そして、山下さんが教師という同じ立場で活躍してくれることを、心から楽しみにしています!最後に、チューターとして、岩倉生の進路指導を引き続きよろしくお願いします。






 

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