お便り

支えあればこその・・・今

2018年04月13日(金)
 主人と海外出張中に東日本大震災が起こり、子供と会えたのは3日後。自宅と主人の両親が経営する工場が津波で流され、8、5、1歳の子供との避難所生活は会社再建に奔走する主人達の負担になると思い、震災から7日後に実家のある大阪へ。実家から2時間離れた市営住宅にて母子4人で生活を送りました。
 翌2012年に宮城に戻った後4人目を授かり、一昨年幼稚園に入園したのを機に私も家業を手伝うようになり、今に至ります。
 震災から丸7年。復興が進む中未だ仮設住まいや県外避難が続く人も多く、私自身も当時の複雑な思いが今も時々頭をよぎることがありますが、生かされた命と震災以降お世話になった方々に感謝しつつ、家族皆各々の目標に向かつて日々頑張っております。
 また卒業アルバムも流され、厚かましくも同窓会にご相談させていただいたのがご縁で、今回寄稿させていただくことになりました。改めて厚く御礼申し上げます。
浜口有記  H8年短国卒