学校近況報告

令和2年度 岩倉祭実施

 9月26日、27日にかけて、第66回岩倉祭が開催されました。 今年度の学校テーマである「黎明」をコンセプトに、生徒が一丸となって、準備・運営を行いました。
 新型コロナウィルスの影響で、一時は実施も危ぶまれましたが、無事開催をする運びとなりました。オンライン開催や参加・入場制限など様々な困難はありましたが、岩倉祭実行委員の生徒を中心に準備を進めてきました。当日は、271名の保護者の方にご来校いただき、オンライン動画の再生回数は約9000回となりました。
 今年度は、感染症対策の一環として、保護者のみ参加をいただくという形となりました。同窓生の皆様におかれましては、ご協力をいただき感謝しております。 来年度の開催方法については未定ですが、今後とも岩倉高校での教育活動にご理解をいただければと思います。

令和2年度 岩倉祭について

 残暑の候、同窓会員の皆様には日頃ご多忙にも拘わらず、同窓会諸活動にご協力をいただいておりますこと厚く御礼申し上げます。
 コロナ禍のなか、今年度の岩倉祭をどうするべきか、学校側では、教員の岩倉祭担当者と生徒の岩倉祭実行委員が、他校の情報収集なども行い、9月は学校祭を開催可能な状況にあることを想定して準備を進めています。
 しかし、例年とは大きく運営・内容を見直し、規模を縮小せざるを得ず、毎年PTAと同窓会から参加している模擬店や同窓会ルームの企画展示は、今年度は見送りとするとの連絡を受けました。
 本当に残念ですが、どうかご了承をお願いいたします。また次年度以降、平常な形で岩倉祭が開催できる状況になりましたら、参加することといたしますので、同窓会員各位におかれましても、ご協力賜りたくお願い申し上げます。
【補足説明】岩倉祭実施の基本方針(岩倉祭実行委員会)
① 実施判断目安
実施段階で一斉登校をしている状態であること。実施予定9月下旬はその条件を満たしていると想定し準備する。
② 食品販売自粛
保健所からのアドバイスを受け、飲食関係(完成品の販売も含む)はすべて実施しない。
③ 参加生徒の制限
在校生徒1300名余が一堂に会するのは明らかに三密。参加者限定、有志参加
④ 来場者
保護者のみ(分散のため指定日を設ける可能性あり)

なお、オンラインでの公開も準備しております。詳しくは今後HPで発表します。

オンライン岩倉祭  

岩倉高校での養護実習を終えて ~日本体育大学 山中梨乃 さん(平成28年度岩倉高等学校普通科卒業)~

①実習生・山中梨乃さんより
 私は今回の養護実習に臨むにあたり、教育現場における「実践的な学び」をしたいと考えておりました。
保健室運営を中心に、新型コロナウイルスの影響で精神的な悩みを持つ生徒も多いと考えており、そのような生徒にどのような対応をしているのか。また、新型コロナウイルスの感染拡大予防・対策を学校ではどのように行なっているのかについてです。
 実際に、岩倉高校では生徒及び教職員の感染拡大予防・対策として様々な取り組みが行われていました。
生徒及び教職員の健康、安全のもとで、学校運営がはじめて実現するということを改めて実感しました。
私自身も実習生として、そのような業務に多く携わらせていただきましたが、新たな気づきもあり、毎日が新鮮で実りの多い実習となりました。
今後は、今回の実習での経験を十分に活かし、実践的な知識、スキルを身につけた養護教諭を目指して頑張りたいと思います。
昨今の学校を取り巻く様々な状況下で、実習を受け入れて下さった母校・岩倉高校に感謝するとともに、11月に予定されている保健体育の実習では、一層成長した姿を見せたいと思います!

②生徒からの声
  •  私は山中先生の授業を受け、今まで知らなかった多くのことを学ぶことができました。捻挫のメカニズムやその危険性、また対処法などを理解することができました。さらに、PRICE処置を教えていただき、正しいアイシングの方法も知ることができました。
     私は現在、陸上競技部に所属しています。運動と怪我は切っても切れない関係にあると思います。大切なことは、怪我をした際に、適切な処置をすることができるかどうかだと思います。今回の山中先生の授業を通して学んだことを、ぜひ実践していきたいと思います。
    (陸上競技部男子 2年生)
  •  私は山中さんの授業を通して、自分自身の生命を守るために大切なことを学ぶことができました。
    今年は例年よりも暑く、熱中症の対策にはより一層万全を期す必要があります。一方で、新型コロナウイルスの感染症対策として、日々マスクを着用して生活しなければなりません。この二つの対策をどのように行うのが適切かを、知ることができました。また、アイシングの重要性及び適切な方法を学ぶこともできました。今後は、怪我をしない活動を前提としながら、万が一怪我をしてしまった場合は、落ち着いて正しいケアができるようにしていきたいです。
    山中先生、実習お疲れ様でした!ぜひ部活動にも遊びに来てください!
    (陸上競技部女子 2年生)

③先生方からのエール
  • 母校となる岩倉高校での養護実習はいかがでしたか。コロナ禍での実習でしたので不安な部分もあったでしょう。毎日のように朝の正門指導をしていただき、本当に助かりました。高校生のころには、何も考えずに入ってきた正門も、迎える立場となると随分気持ちが違ったと思います。後半戦11月保健体育の実習ではどのような姿が見ることが出来るのか楽しみにしています。
  • 7月中旬、2年生の数学の授業中、女子生徒の具合が悪くなったとき、駆けつけて下さって、本当にありがとうございました。迷わず東館から保健室まで、おんぶで運んでいただきました。あのときの山中先生の判断力・行動力は、生徒も私も、けして忘れることはありません。生徒たちから学ぶことが多いと感じている今日この頃。実習生である山中先生からも大切なことを教えていただきました。11月からの実習でも、山中先生からパワーをいただこうと考えております!おつかれさまでした。
  • コロナ禍という大変な状況の下での実習は大変だったと思います。今回は養護教諭という立場でしたので、学校は、「生徒-教員」だけではないということを学ぶことができ、一歩引いた目線から学校を知るいい機会になったのではないでしょうか。
    次回の教育実習ではクラス運営等から学ぶことも多いと思います。
    今回はあまり関わりを持つことは出来ませんでしたので、次回は元担任としても、先輩教員としても、相談に乗りますので、いつでもきてください。
    こちらの立場から徹底的に指導しますよ!笑
    ひとまず、今回はお疲れ様でした!

④指導担当・金澤先生より
高校の卒業式で「養護実習に戻ってくるので待っていてください」と巣立っていき、約束通り立派な大学生になって戻ってきてくれました。
高校時代から変わらぬ明るさと、どんな立場の人にでも分け隔てなく平等に接することができる山中先生は、実習中もコロナ禍で体調不良、メンタル不調になった生徒にやさしく温かく接してくれました。私も、彼女が実習に来てくれたおかげで元気をもらった気がします。
常にメモを取り、何でも質問し、チャレンジしようとする姿はきっと高校生の憧れの先生になったと思います。
さすが岩倉高校の歴史に残る女子一期生、期待通りの活躍でした!

【2019(令和元)年度】新栄宏茂先生

新栄宏茂先生 昭和53年4月、縁あって岩倉高等学校保健体育科の教員に採用いただきました。合わせて柔道部の監督をすることとなりあわてて昇段審査を受けたのを懐かしく思い出します。
 強い生徒がたくさんいました。
 高校総体東京予選で優勝候補の選手を背負い投げで投げた選手は現在東京警視庁で勤務しているはずです。また大学に進学し東京警視庁警察署長に昇進したものや、観光会社の社長さんなど多彩な人物に育てられました。
 陸上競技部では駅伝を目指し、他のブロックの選手をないがしろにしていたかもしれません。毎日新聞の取材を受けいよいよ一つ上のステージに上がるというとき、選手の区間決定で大きなミスを犯し生徒たちに迷惑をかけたことが一番の反省点であり申し訳なく思っております。間違っていなければすべての選手がそれぞれ力を出し切ることができ、上の舞台に立っていただろうと確信できるチームでした。勧誘などはしていませんので、各自が大学や強豪校との合同練習などで力をつけていきました。
 近年は募集広報部で中学や塾および出版社とのお付き合いが中心の仕事になっており生徒指導に携われなかったのが心残りです。自分の指導力よくのなさを棚に上げ厳しく生徒を叱咤した私のような未熟な教員を多くの生徒や保護者が先輩が育てくださいました。
いよいよ退職ですが多くの皆様に対する感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
 

【2019(令和元)年度】菅澤雄大先生

 5年間という短い期間でしたが、岩倉高校でみなさんと学ぶことができまして、本当にありがとうございました。
 私にとっては、初めてのクラス担任を経験させていただきまして、さらに昨年度は3年間を共に歩んだクラスの生徒・学年の生徒を卒業まで見届させていただきました。ありがとうございました。
 さて、私は社会科の教員で、専門が地理であります。学びのモットーは「行って・観て・考える」です。このモットーのもとに巡検(校外学習)や学校の地元の台東区の方々との地域学習を実践させていただきました。これも出かけることの好きなみなさんのおかげさまだと思っております。
 そして、これからも「行って・観て・考える」の姿勢で学び続けてください。 ありがとうございました。
 

【2019(令和元)年度】今井英雄先生

今井英雄先生“Thank you for using Iwakura High School Line.”
“This train is bound for your delightful future!”

 このような英語アナウンスを授業中に楽しくレクチャーできたのも、皆さんの光り輝く運転魂おかげでした。学校では英語の授業をするはずなのに、皆さんのハングリー精神からか、いつの間にかアラビア語の授業になりかけたことも度々ありましたね。そんな皆さんの心から湧き出てくる好奇心をこれからも大切に、社会に出た際には英語以外の興味ある言語を駆使して、ドンドン「東京の魅力」を様々な方々に発信してみて下さい! 期待してますよ?
 最後に…私の母国エジプトにいらっしゃる時は、いつでもこの「今井モハメッド英雄」がツアー・コンダクターとして案内しますよ!

長い間、大変お世話になりました。
Thank you so much!
 

【2019(令和元)年度】田名網大輔先生

 「しんどい!」「辛い!」「早く辞めてやる!」と言い続けて、はや数年。卒業生の皆さんからも「まだ岩倉にいるんですか?」と聞かれるようになってきてしまいましたが、今回、やっと退職ということになりました。
 2011年に、非常勤講師として週2日(7コマ)、機械科と運輸科の授業を持たせていただきまして以来、非常勤として2年、担任補佐として1年、担任として6年、合計9年に渡って岩倉高校でお仕事をさせていただきました。
HR、授業、部活動、就職指導、鉄道実習、その他諸々、卒業生の皆さんにはたいへんお世話になりました。お礼の言葉を申し上げようもありません。
 私自身も高卒で10年間、鉄道現業で働いてきましたが、今後、AIや省力化機械の大幅導入、人口減少社会が到来することは必定であり、鉄道の現場そして学卒採用環境も大きく変化していくであろうことは想像に難くありません。もちろん、鉄道学校以来の120年を超える長い歴史を持つ岩倉高校においても、そのような時流をきちんと捉えていかなければならないのは当然であります。 そんな中で、ふと我に返ったときに、少し先の未来において私が岩倉高校に貢献できることはそうは多くないと感じるようになり、フットワーク良く身動きがとれる今のタイミングで外の世界に出た方が、自分のため、そして何より学校のためになると考えるようになりました。
 卒業生の皆さんにおかれましては、鉄道の各現場のみならず社会の各分野においてご活躍のことと思いますが、ぜひ、これから皆さんの仲間に加わります未来の後輩たちに暖かいご祝福を賜りますとともに、母校の素晴らしい発展に向けて、積極的に声と行動でお力添えをいただければと思います。
 なお、2020年度に関しましては、非常勤講師として毎週3〜4日(9コマ分)ほど、授業のみを担当いたします。午前中を中心に出勤している曜日が多いですので、お近くにお越しの際は訪ねていただけると嬉しいです。
 末筆ながら、卒業生の皆さんのご健康とご活躍をお祈り申し上げます。
 

会員用: 岩倉かわらばん 1年 第10号

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会員用: 岩倉かわらばん  1年第9号

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会員用: 岩倉かわらばん 1年 第8号

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