ロボコン・プロコン等

第8回 廃炉創造ロボコン参加報告

令和5年12月23日に楢葉沿革技術開発センターで開催された第8回廃炉創造ロボコンに、熊本キャンパスロボコン部のチームが参加しました。例年よりも多い19チームが参加し、原子炉建屋内高汚染エリアの立体除染(高い位置の除染)をして、スタートエリアにも帰還するロボットを作製し競技を行いました。課題の難易度が少しずつ上がり、ロボットの完成度、課題解決力が求められ競技です。除染、帰還まで完全クリアすることができ、優秀賞(第2位)を受賞しました。
参加者:
電子情報システム工学専攻1年 堤哲之介
電子情報システム工学専攻1年 中川岬
制御情報システム工学科5年  黒木和維
情報通信エレクトロニクス工学科3年 吉村勇太朗
制御情報システム工学科3年  財津太一
制御情報システム工学科3年  志賀俊介

第 34 回 全国高専プログラミングコンテスト 報告

日時:2023 年 10 月 14 日(土)~10 月 15 日(日)
場所:サンドーム福井

私達は、福井県で開催された第 34 回全国高専プログラミングコンテストに参加してきました。
今回、熊本キャンパスは競技部門 1 チームのみの参加となりましたが、準優勝することができました。今回の競技部門の内容は、対戦型の陣取りゲームで、通信や戦略 AI の作成、使いやすいソフトウェアの開発など、さまざまな技術が求められるものでした。
私達は 4 年生 2 人と 2 年生 1 人の 3 人でチームを組み、ルールが発表されてから半年の間、定期的に集まって活動を行いました。
私(西村)は、主に通信面とソフトウェアのデザインを担当しました。特に工夫したのは、AI が決定した手を人間が即座に修正できる仕組みです。
AI と人間が互いの弱みを補い合うことで、強い戦略が実現できました。
さらに、大会に参加したことで、他の高専の学生から良い刺激を得られたと思います。競技部門の相手とは、本気で戦い、努力の成果をぶつけ合うことができました。また、課題部門・自由部門では、自分たちが知っている技術を応用し社会に役立つものを作っている多くの高専生と話すことができて感動しました。
最後に、今回準優勝できた一番の理由は去年のプロコンで惨敗したことだと思います。去年の苦い経験を糧にして、半年間仲間と努力した結果を出すことが出来ました。今大会で学んだ知識と経験を、今後に活かしていきたいです。

 

令和5年度ロボコン九州地区大会の報告

熊本電波同窓会副会長の古荘です。

10月15日Robocon2023九州大会が八代トヨオカ地建アリーナで開催され、原田会長と観戦しました。

チーム"韋駄天ダッシュ"は素早い動きが特徴的で決勝トーナメントに進出しました。準決勝では惜しくも準優勝した八代キャンパスAチームに敗れましたが高度な技術を取り入れた素晴らしいロボットでした。熊本キャンパスBチームの"シュッポッポ!"は独創的なアイデアの煙突をつかってのフルーツを吹き飛ばして会場を盛り上げて特別賞を受賞しました。インタビューでは涙もあり感動的な大会でした。

高専ロボコン2022 九州沖縄地区大会報告(同窓会長 原田 茂)

高専ロボコン2022 九州沖縄地区大会
日時 2022年10月30日午後0時30分から午後6時
会場 合志市総合センター ヴィープル メインアリーナ
主催 全国高等専門学校連合会、NHK、NHKエンタープライズ
後援 内閣府、文部科学省、日本機械学会、日本ロボット学会、電気学会
   合志市、合志市教育委員会
協賛 本田技研工業(株)、マブチモーター(株)、(株)安川電機、
   東京エレクトロン(株)、田中貴金属グループ、ローム(株)、
   セメダイン(株)、(株)牧野フライス製作所、(株)デンソー、
   (株)リンクス、ロンシール工業(株)
運営 熊本高等専門学校 熊本キャンパス
 
 高専ロボコン2022九州沖縄大会に行ってきました。今年度は3年ぶりに大会会場で開催され、九州沖縄各地からロボットコンテストに取り組む高専生が集まりました。
熊本が開催県となり、熊本高専熊本キャンパスが運営されるということで、職員の方々も高専生も準備やリハーサルが大変だったと思いました。会場はおもてなしの心で運営され、NHKの収録があるので多くの機材と照明が設置されていました。進行はNHKのアナウンサー、解説は熊本高専熊本キャンパスロボコン部のOBの松下さんが担当されました。松下さんのわかりやすい解説とNHKアナウンサーの連携は見事でした。
さて、今回の競技内容は紙飛行機を飛ばし、目的の場所に着地させるというシンプルなルールでした。どの高専も素晴らしいアイディアとデザインがあり、見ごたえがありました。熊本高専熊本キャンパスのロボットですが、「とびだスイカキング!」「飛ばす!墜とす!五点集中連続砲火✕」の2台が出場しましたが、残念ながら思うように機械が動作せず、目的の場所に着地させることができず、入賞できませんでした。スイカを上から割ったようなデザインで、割れた部分から紙飛行機を発射する仕組みになっており、正常に動作すると観覧者を魅了するロボットでしたので残念でなりません。
会場で熊本キャンパスのロボットを担当する先生とお話する機会がありましたが、メカニックを設計して製作する技術の未熟さに悩まれているようでした。また、工作機器を巧みに使いこなす力も身に付けることも課題だと聞きました。熊本キャンパスの学生のアイディアは良いものがあったので、今回の悔しい経験を忘れず、来年度に向けて研究と試作、実験を重ねて技術力を向上させていくことを期待します。卒業生として応援と支援に取り組みたいと思いました。