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2013/05/06

78回ピースボート世界一周の船旅を終えて

中村 一雄(11)
 初めての船旅を3年前から二人で考えていましたが、お互いの行事整理をすすめ102日間の時間を確保する事が1年前に出来ました。しかも説明会でコースを聞き即座に参加申込をいたしました。それは南半球(過去に一度もいったことの無い港でした)をゆっくり巡る船旅で空・海・太陽を満喫できると確信した次第です。それに二人とも健康で歩くことや船内生活をするうえで障害(多少の持病がありました)もなく決断し、資金繰りを何とか工面しましたが想像より安くて助かりました。
 しかし乗船して船旅のイメージ(ゆっくり本を読んでプールサイドで日光浴)が完全に違い驚きましたが、『人こそが人を救う』のピースボートの精神が理解できました。
 とにかく楽しく・嬉しく・一日が短く感じ、機会があれば再度乗船したい思いですが、その前に友人・知人に乗船を薦めたいと自信を持って伝えたいです。
 ピースボートの最大の特徴は〈カルチャースクール〉と〈自主企画〉の盛り沢山な充実したプランです。
 今回は自主企画で【字てがみ】講座を3回も開催でき、200人近い人が参加していただきました。初めての指導でかなり緊張しましたが多くのボランティアスタッフの助けで成功する事が出来大満足いたしました。感謝です。
 一方カルチャースクールでは、コーラス合唱団に入り180人で(第九を原語)で唄い、(南アフリカ国家)や南米の(アンデスの祭り)(コンドルは飛んで行く)をマチピチュなどで歌い感動をもらいました。
 観光面では、ナミブ砂漠の規模・ビクトリア滝の雄大さ・イグアス滝の美しさ・それぞれのスケールの大きさは対比できません。それ以上に感激は《南十字星》の出会いですがとにかく空がきれい雲も美しい、さらに海の色が紺碧に澄んでいました。当然ですが360度が水平線で時間のたつのを忘れずっとそのままの姿勢で海と空を眺めたときは至福でした。
 今回の旅のすばらしさは〔人との出会い〕でしょう。950人の乗客(内日本人が90%)と400人のクルーズスタッフがひとつ屋根の下で家族として暮らしたことでしょう。13~89歳まで幅広い年齢層に加え、積み重ねたたくさんの経験をお互いに披露してとても充実の102日でした。北は北海道から南は沖縄の友人が出来、現在も交流を重ねており船旅の財産になりました。
 12カ国17港を巡り日本の好悪が実感として理解を深めることも出来ましたのは旅の収穫だと思います。健康を維持して3年後をメドに再乗船を今から楽しみに頑張って参ることを誓いレポートを終わります。                                                                2013年4月吉日
 



 
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