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2010/02/22

番外編-今井浩満画伯(旧制22)が描く浪速の洋館見学ツアー

平成13年9月8日
上村 静一(旧16)


明治・大正・昭和の浪漫と詩情を讃えた今井画伯描く名建築の洋館を、同乗の画伯に解説をいただきながらバスで巡りました。 まず柴島浄水場水道記念館は、ネオ・ルネッサンスの重厚な赤煉瓦に一同感嘆したあとは桜宮へ、重要文化財泉布観の明治の先進建築から、旧大林組の前を通り、重厚にして絢爛豪華な偉容を遺す日本綿業会館に到る。名実共に戦前の日本近代建築の傑作と云われる館内をくまなく見学、1個人の寄付金により建ったとのこと、大正から昭和初期に、大阪で活躍した実業家の心意気に感動しました。 午後は阿倍野へドイツのワイマール工芸学校をモデルにしたアール・ヌーボウ様式を忠実に伝える大阪市立工芸高校の校舎を車窓より見て、バスは一路南下、泉南郡田尻町・現田尻歴史館へ、元東洋紡社長別邸として建てられ、南大阪に現存する大正時代の代表的な二階建て和洋折衷住宅建築とされる。屋内に入ると、随所にキメの細かい贅を尽くした内装を身近に見て、嘗ての悠々たる大阪商人の暮らし振りがしのばれました。 (40名参加)

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