東京武夫原会

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くまもとだより


満開の桜に祝福されながら、去る3月25日熊本大学の卒業式が行われました。
大学院や専攻科を含む2436人が、新たなステージに向け飛びたっていきました。

在学中、彼らは勉強や研究、そしてサークル活動やアルバイト、ボランティアなど様々な学びを得たことでしょう。

何より、二年前の熊本地震での被災経験は、今後の人生を考え、選択するにあたって大きな影響を及ぼしていることと思います。
それぞれが、この経験を糧に、いかなる困難にも屈することなく、未来に向け、大きく、そして強く羽ばたいていくことを、同窓の一員として祈ります。





そして、今なお、仮設住宅等で不自由な暮らしを強いられている被災者の方々が約17,000世帯いらっしゃいますが、その傷つき疲れた心を癒すように、市内、県内の各所で桜が咲き乱れています。



 


復旧工事が進む熊本城においても、薄桃色の美しいじゅうたんが、春の光に照らされ、きらきらと輝いています。工事クレーンと桜という珍しい光景を、いつの日か懐かしく思い出すことでしょう。

復旧工事を終えた雄雄しい熊本城で、またお花見ができることを熊本県民誰もが願っています。
その日に向かって、がんばるけん!くまもとけん!

(村上和美さん 熊本市在住・昭和62年法学部卒業)