東京武夫原会

東京武夫原会

総会での講演者のご紹介

講 師:秋満 吉彦(あきみつ よしひこ)氏
演 題:「名著とともに生きる~熊本大学からもらった贈り物~」

講師プロフィール:

1990年3月 熊本大学 大学院文学研究科修了
同 年4月 NHK入局
ディレクター時代に「BSマンガ夜話]「土曜スタジオパーク」「日曜美術館」等を制作。
「100分de平和論」(放送文化基金金賞優秀賞)
「100分deメディア論」(ギャラクシー賞優秀賞)等をプロュース。
現在、NHKエデュケーショナルで教養番組「100分de名著」のプロデュ-サ-を担当。
2019年2月「行く先はいつも名著が教えてくれる」を上梓。
 
 熊本大学文学部哲学科を1988年に卒業し、大学院文学研究科倫理学コースを1990年に修了した秋満吉彦と申します。
 現在、NHKエデュケーショナルという会社で「100分de名著」(Eテレで毎週月曜日22時25分放送)という番組のプロデューサーを担当しています。この部署にきて今年で6年目になりますが、奇しくも熊本大学と大学院で哲学徒として学んだ経験が存分に生かされる場であり、わが学び舎から「大きな贈り物」をいただいたという実感を、この歳になってひしひしと感じております。恩師から指導を受ける中で、また学友たちと学び合う中で、人生を変えるような名著と数多く出会わせていただきました。
 「名著を読む」という基本姿勢は、この時期に形作られたといっても過言ではありません。その一冊一冊との出会いは、私にとってかけがえのない財産であり、今の仕事はそのささやかな応用例といってもよいでしょう。
 繁忙な職場で、なかなか同窓会に参加できずにおりましたが、この機会に、同窓生の皆様と一緒に、「名著とともに生きる」喜びや愉しみを語り合えたらと願っております。

(大学院文学研究科倫理学コース 平成2年修了)