初夏の候、東商同窓生の皆様には、ますますご健勝のこととお喜び申しあげます。 平素は同窓会の運営に格別のご支援、ご協力を賜り厚くお礼を申しあげます。今年度の同窓会誌69号においては、真に残念なお知らせをしなければなりません。昨年から予告していました通り、同窓会の存続に関する重要事項、即ち同窓会の解散についてお知らせすることになりました。
我が東商業高等学校同窓会も、今年創立100年を数える節目の年を迎えましたが、その年に同窓会の解散を決意せざるを得ない我々役員一同の胸中は真に断腸の思いで一杯です。勿論この思いは同窓生の皆様全てが同じと思いますが、これも時代の流れと諦めざるを得ません。
これまでの繰り返しになりますが、10年前に三商統合で東商業高校そのものが無くなって、同窓会存続の基盤である新人会員が入らなくなり、年々同窓会そのものが高齢化してきました。また、運営資金も卒業生諸先輩方からの寄付金などで、今日まで繋いできましたが、いよいよ底が見えてきました。
今年4月12日の理事会において、その旨を報告し、運営資金を切り詰めて、後1~2年の延命を図ることも不可能ではありませんが、いずれ人材も資金も全く空となり同窓会そのものが空中分解して雲散霧消することに成りかねません。それよりは、今の役員が動ける間に、また少しは資金が残って同窓会会員の皆様への還元と社会貢献等の有効活用ができる間に同窓会の解散を決意したところです。
具体的には、今年の11月22日(土)に予定しています同窓会の総会とおわかれ会をもって理事以外の一般活動を終了したいと思います。100年続いた伝統ある東商同窓会の解散は真に残念なことではありますが、やむを得ないものと考えます。皆様のご理解をお願いしたいと思います。
今後、同窓会は解散しましても東商業高等学校で学んだ同窓生は残りますので、各学年において同期会の在り方についての検討をよろしくお願いします。
会員の皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。



会長 原 洋二
