ハンドベルの響きとともにつながった同窓の喜び

2010年08月24日(火)
S43年卒  田中   美知子
  
 第14回ハンドベル世界大会が8月3(火)~7日(土)、中之島の大阪国際会議場で開催されました。テーマは”Echoes for Peace”(平和の響き) 日本各地はもとより、世界12カ国からハンドベル愛好家1200名が集まり、平和を願い、祈りと讃美の楽器といわれるハンドベルの演奏に心を一つにしました。今回の大会には私は「大阪女学院ヘール会ハンドベルクワイア」としてヘール会のお母様方12名とご一緒に参加しました。これは大阪女学院中学・高校に通う保護者によって「子どもたちの在学中、保護者としての大阪女学院時代を過ごしましょう」と1990年に結成され、毎週練習をしています。
 ハンドベルは教会から生まれた楽器の性格上、大会といっても1位、2位を決めるコンクールではなく、それぞれが聞き合い、学び合い、交流するということが第一の目的とされています。大会初日には日本ハンドベル連盟理事長の日野原重明氏の「日本人の生き方と平和」と題した講演会があり、その夜には1200名がバスに乗り込み、神戸花鳥園において「ファン・ナイト」と題してバイキングによる夕食会と小さなプレゼント交換をしてご挨拶を交わしました。日本語、英語、韓国語・・・と様々な国の言葉での交流でした。
 2日目からは、最終日に行われる”ファイナルコンサート”に向けての練習開始です。各国を代表する指揮者の選曲した7曲を3カ国語の通訳のもとにすすめられていきます。
 ある日の午後です。順番がきて私たちはスコットランド民謡「アニーローリー」を演奏しました。・・・その演奏を終えたときです・・・
 一人のご婦人がわたしのところにとんできてくださいました。「私、大阪女学院の卒業生なんです。大阪女学院と聞いて嬉しくなって・・」と頬を赤らめ、満面の笑みを浮かべて私にご挨拶下さるのです。その一言で一瞬にもう心は同窓生でつながりました。そのご婦人は少し小柄で、可愛く、明るくて若々しくて素敵な方で、”西東京ハンドベルの会”に属しておられるS30年卒の岩田牧子さんでした。
 広島に原爆投下された8月6日(金)の朝には、みなで平和を祈り願う礼拝の時をもちました。また、プログラムの最後には全員で千羽鶴を折り、大会後に訪れた広島の平和記念公園での演奏ツアーチームに託しました。言葉や文化を超えた友情がハーモニーとなって響き合い、平和の響き・祈りとなって、人々の心に届いたことでしょう。
 2年前、アメリカでの世界大会では同窓生の藤村(市川)滋子さんにお会いしました。お目にかかったこともない先輩が”私も大阪女学院の卒業生よ”と話して下さるそのお顔にはお互いにその”誇りと喜び”が光り放つ瞬間でした。ベルの響きとともにつながった思いがけない出会いと喜びの時でした。2年後イギリスのリバプールで開催される大会で、また次の出会いが楽しみです。
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